[BlueSky:06206] Re: 06202


[From] "genngorou" [Date] Thu, 21 Oct 2004 00:56:01 +0900

鈴木さん、ゲンゴロウです。
一所懸命にお話ししてくださりありがとうございます。
私も私なりのことではありますが、お話しさせていただきます。

> 例えば数学の公式などは、先人が苦労して確立してきたわけです。
> その先人の教科書を使うことで、先人の苦労や快感を追体験すれ
> ばよいのであって、教科書を使うこともしないというのは、私は不合理だと思って
> いるのです。

大丈夫です。伝わっていると思います。・・・と言うより、ほとんどの人
には、先生と呼ぶことができる人がいるのではないか?!と思います。
先人の功績を習うということは、鈴木さんだけでなく、多くの人が無意
識にもチャッカリと行っているのではないでしょうか。
人だけでなく、サルも、そして、霊長類だけでなくたぶん他の動物にも
学習能力があると思います。
人の貪欲までな学習能力を念頭に置いて、上記の鈴木さんの「先人
の教科書を使うことは合理的」というお話を聞くと、三つほど、感じた
ことがあります。
せっかくの機会なので、一生懸命、言わせてもらいます。

−−−
まず、一つは、
誰でも先人の得た知識を合理的に使っているという事実があるのに、
それでも、鈴木さんが、それが「伝わらない」と思うのは何故なんだろ
うかと気になりました。もしかして、鈴木さんが「伝わらない」と思うの
は、鈴木さんが伝えたいことは”先人の教科書を利用する合理性”と
いう話ではなく、「鈴木さんなりの教科書や先人」なのではないでは
ないでしょうか。。。それが伝わらないので、「伝わらない」とおっしゃ
っているのではないでしょうか?
ところで、鈴木さんは、鈴木さんが習うその教科書、あるいは鈴木さん
の先生の名前などを一度も出していないですよね。
ということから、鈴木さん、伝えたいことを言っていないから伝わらなく
なっているのではないでしょういか。
推測ですが、言ってないのは、鈴木さん自身が伝える事をはばかって
いるからではないでしょうか?
そうであるとすると、「伝わらない」のは、鈴木さんの問題なのではない
でしょうか。。。
人は、自分自身に何かがあり、それに気が付いていない場合、たまた
ま目の前にいる相手に問題をぶつけてしまうなんてことがあるようです。
自分の内部にあることを気にしながら話すと、まるで、目の前にいる相
手がその問題を「どうのこうの」と言っているような錯覚に陥ることとか、
きちんと言ってないのに、相手が聞いていないと思い込んでしまうとか。。。

過去の私の投稿を読んでいただけると分かるのですが、私は先人の
教えに習うことを一度も否定したりしていないですよね。なのに鈴木
さんは、私がそれを否定するようなタイプだとして話しをどんどんと
進めている感じがします。その鈴木さんは、鈴木さんの頭の中に別
の「ゲンゴロウ」を作り、話しているような感じを受けます。

−−−
 次に、私が思うことは、
鈴木さんが言うところの、「先人が苦労して確立してきたもの」ですが、
先人が確立して来たもの、それは「苦労の結果」だったのでしょうか?
例えば、鈴木さんが例に出していらっしゃる数学など、苦労して確立
してきたのでしょうか?
私としては、先人は「知りたい」という自らを押すようなものに押されて、
様々なことを得てきたのではないかと思います。

人の生きている喜びとは、他者からは「苦労」と思えるようなことに喜
びを持って臨んできた結果”でも”あるのではないでしょうか。。。そう
であるとすると、「先人の苦労や快感を追体験しないことは、合理的
ではない」とする考えは、人の喜びを奪うことになる可能性もあるかも
しれません。

私、鈴木さんの言ったことの「苦労」という部分に反応して、まるで言
葉尻を取るようなことを言っているようで、とても申し訳ない気分なの
ですが、私としては、「苦労」と「喜び」を取り違えることは、重要なこと
であると考え、捉えましたので、どうか、お許し下さい。

 ところで、人は、自分の信じるものを美化したり特別視するというクセ
があり、自分自身を、その自分のクセによって特化されたものに洗脳
するという自己洗脳のようなことを幸いにも?起こすことができる生き
物の様なのですが、先人の「苦労」という鈴木さんなりの評価にもそれ
を感じてしまいます。

 余談ですが、人はトリックにかかりやすいですよね。相手にトリックを
かける術を身につけた者にかかると、人は簡単にトリックにかかってし
まうと思います。自分が自ら触れた物事を特化させるという人ならでは
の性質を利用すれば、人を騙すこともイチコロの様でもあります。
詐欺などは、人に自ら判断させるような口振りで、人を操作する手法を
用いるようです。宗教などの勧誘でも、そういう手法があるような気がし
ます。で、、この術、自分自身にかけることも、あるような気がします。
自分の行為を正当化するために、自分自身が触れたものを特化させる
ような・・・。。
私としては、自分で自分に暗示をかけるないために、出来るだけ曖昧な
表現、「ではないだろうか?」「の様な気がする・・・」「かもしれない」「と
いう可能性もあるかもしれない。」などを使います。
で、断定的な言い方をする人に対しては、自己洗脳なのではないだろう
か?と思っていたりします。以上、余談として。。

−−−
 鈴木さんのお話を読んで、感じたことの三つ目は、
「合理的」ということについてです。私、鈴木さんが「合理的」と言ったこ
とは否定しません。確かに合理的なことは合理的です。
ただ、「合理的」ということは、単に「合理的」であるということで、「合理
的」であることが、他の事に優先するということはないと思います。

私は前回の投稿で、先人の教えを請うことは合理的でもあるが、「人
には走る爽快感とか、泳ぐ爽快感とか、はいずり回る満足感だとか、
飛び回る優越感なんていう、自分で行わないと得られないという、そう
いうもの”も”あることはある」
と言いました。先人の教えを請うことを否定してはいません。それだけ
に絞ることに対しては異を唱えながら、二つが、人には必要では?と
思うことを言いました。いわずもがな、どちらがいいかなどということな
ど、私には評価し得ません。

 鈴木さんが、「この教えこそ」とか、「自分を捨てて」とか、「この人を尊敬
せよ」とかでも、鈴木さんのその考えは否定はしません。というより、そう
いうものが鈴木さんにあり、うらやましいなと思いますし、それを他者に教
えたくなるほどの気持ちがあることも、よく分かります。しかし、もし、仮に、
鈴木さんが、それを他者に強く薦めるあまり、それに沿わない人に、、
「はいずり回っている」「ガスバーナーをケツに火を付ける」と言うのであれ
ば、それはもう思想を通り越して、行きすぎではないかと、言いたくなりま
す。

私としては、「這いずっていると言われる」ことも、「じれったい」と思われ
ることも、事実ですから、別に嫌な気分にはなりませんが、それを認め
ても、その「認めること」によっても鈴木さんをいらだたせる様であるなら、
鈴木さんの想いが生まれる原因までも考えなければならなくなり実に、
大変であります。

> >その親切が相手に伝わらない時に、ガス
> > バーナーを持ち出そうとするのは、親切を通り越しているように
> > 感じますが、どんなもんでしょうか・・・。
>
> お尻に火がつかなければ・・・という言いまわしを思って、ガスバーナーを持ち出
> しただけでして、私や誰かさんがそうするわけではありません。ただ、誰かの何気
> ない言葉が、ガスバーナーであったりするわけです。言葉は生き物でありあます。

そうとは受け取れませんでしたが、今回は、ご本人が、そうおっしゃ
るのですから、そうなのでしょう。
で、今回の鈴木さんのお話は、なるほど、そうだなと思います。
どんなことでも、どんな人の言葉でも、自分自身を大きく変えるガ
スバーナーの熱い炎になれば、いいですね。心がけがある者には、
そういう有益なことがあるのでしょう。うらやましいです。

で、鈴木さんに、上記の様なことを言わせる私というのは、ほんと
に、よほど、ゴロゴロ芋虫に感じられるのでしょう。。。ある程度、
自分でも自覚していますが・・・・。しかし、そのゴロゴロが、実は、
ゲンゴロウがゲンゴロウなりに感じたガスバーナーの炎にケツを炙
られた結果であるとしたらどうでしょうか?
ところで、
一見、鈴木さんは、自分と同じ生き方をしていない人にガスバーナ
ーの炎を持ち出したくなる人に感じてしまいましたが、どうやらそう
ではなく、自分の生き方に自信がある結果、それ以外の人の生き
方に、ふがいなさを感じてしまっているのかもしれないなと思いまし
た。
ゆっくりとしか考えられず、いつも結果を出さないのが私なのですが、
鈴木さんからすると、そういう人は飛べない人間ということになるのか
もしれません。
まあ、それを理解しても、私としては、むやみに飛ぶと他者にとんでも
ないことをする可能性もあるので、飛べない、つまり、飛べないときに
は飛ばないも、仕方がないな、、と私としては思っています。そういう
こともあるのではないかと。。。

私なりに思うことを書きました。。
あくまでも私なりの考えだと思います。

                        ゲンゴロウ。。。

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