[BlueSky:06123] Re: 遺伝子と選別教育


[From] "shisuan" [Date] Sat, 18 Sep 2004 22:12:37 +0900

ご無沙汰いたしました。 shisuan@です。

driadさん。
> なにやらお大変なご誤解がご蔓延なさっているようですが…
>
> http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040729/mng_____tokuho__000.shtml
> 毛利氏
> |  「昨年、ヒトゲノム、(すなわち)私たちの体をつくっている遺
> | 伝子情報がすべて読みとられた。それは一人ひとり違う。その差は
> | 残念ながら持って生まれた遺伝子の組み合わせの差だ。(中略)そ
> | こをどう埋めていくのかが習熟度別学習であり、もっと伸びる子を
> | 伸ばす、それから今のままではついていけない子をどう救うか、が
> | 重要だ」
> :
> 江崎玲於奈座長
> |  「遺伝情報が解析され、持って生まれた能力がわかる時代になっ
> | てきました。(中略)いずれは就学時に遺伝子検査を行い、それぞ
> | れの子どもの遺伝情報に見合った教育をしていく形になっていきま
> | すよ」(『機会不平等』文春文庫)
> :
> 三浦朱門氏
> |  「(戦後教育で)落ちこぼれの底辺をあげることにばかり注いで
> | きた努力を、できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に
> | 一人でいい、やがて彼らが国を引っ張ってきます。限りなくできな
> | い非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえれ
> | ばいいんです」(同)
> :
> 鳥居氏
> |  「米国がレーガン政権下の八三年に出した報告書は『優れた国民
> | をつくるには、大変なコストがかかる。しかし、長期的にみるともっ
> | とコストがかかることがある。凡庸な国民を大量につくってしまっ
> | た時の後始末である』という印象的な言葉で締めくくっている。こ
> | の言葉を日本も大切にしなければならない」
>
> 以上はたいへんもっともなご意見ばかりと拝見いたしますが…

確かに、現在の日本で満足した(?)生活をなさっている方々のご意見としてはもっ
とですね。自分たち以外の人類を家畜と認識されておられるのでしょうね。
でも、遺伝子検査した結果を彼らの価値観で操作されたいと思う人がどれほどおるで
しょうか。偶然の組み合わせ(遺伝子組み換え)の結果として生まれてきた、子供た
ちの遺伝子構成を篩にかけて、選別するのはMOURIとかEZAKIとかいう人たちでしょう
か。それとも、サイコロで決める?
鳥居氏はアフガンやイラクなどの現状を皮肉っているのかな?
「現在の自分に満足している人間は未来への洞察を欠く」、といったのは誰だったか
思い出せなくて、ごめんなさい。



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