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> 「商品にならない」キャベツ畑覆う火山灰…浅間山噴火
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040902-00000005-yom-soci
> という記事を読んで、先月、このMLで話題になった嬬恋村等のキャ
> ベツ、どうなるのかなと思っていたのですが、販路がみつかったよ
> うですね。（灰を浴びたもののほんの一部だとは思うのですが、）
> ＜浅間山噴火＞灰かぶったキャベツ、ヨーカ堂と高島屋販売
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040903-00000077-mai-bus_all
そうですか、イトーヨーカ堂が買い取ったのですか。。。
嬬恋のキャベツは、私も気にしていました。「火山灰が入ると、食べら
れないのかな？」「買いに行こうか・・・」などと。。
なにせ、浅間山の周りにはキャベツ畑がほんとに多かったので、無視
できません。。。。
> 「イトーヨーカ堂は５日、群馬県長野原産キャベツ約８０００個を
> 東京、神奈川、千葉、埼玉の１都３県３０店舗で販売する。通常は
> １個１５８円前後だが９５円で販売する。」
> ＜雑記帳＞浅間山の灰かぶりキャベツ、３時間で売り切れ
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040904-00000083-mai-soci
> 「群馬県高崎市の高崎高島屋は、浅間山に近い同県長野原町の被災
> 農家から直接仕入れ、ほぼ原価並みの１個５０円で販売した。」
> 原価、市場等を通すとかかるお金、輸送にかかるお金、小売り店の
> 取り分等々が、垣間見え、いろいろ考えさせられる記事ですね。
自然の世界だけでなく、商売の世界も様々な物事が繋がってい
るのだな、と、思います。（あたりまえか？）
商売というか、流通小売業が大切にするのは、当然、お客様な
のですが、実は、それと同程度、あるいは、それ以上に大切にして
いるのは仕入先のようです。なぜ仕入先を大切にするのかと言え
ば、私たち、お客様というものは安く良い商品であれば、生きるた
めにそれを買うので、販売者とすれば、安く良い商品さえ扱えば、
自然に客が集まり売れるわけです。言ってしまえば、流通小売業は、
お客よりも、商品仕入れや商品開発、そして、その良い商品を多く
の人に知らしめることに力を入れる傾向にあると思います。
家電もそうですが、大型スーパーなど、店舗は、ある意味、倉庫
のようで、その倉庫に良い商品（ＣＭを打った商品も良い商品）さえ
あれば、倉庫に客が来るので、商売人は、良い商品を仕入れる
ノウハウが集客戦略の中では、重要な課題だと思います。
おそらく大手スーパーの部門の中では、営業よりも仕入れ部門
が大手を振って歩いていると思います。商社などでは、顧客が
不特定多数の個人客ではないので、営業も花形部門かもしれま
せんが、それでも仕入れは重要な部門だと思います。
スーパーの食品事業の仕入先と言えば、昨今は、直、生産者な
ので、仕入先は仲買人ではなく、畜産、漁業、農業などの生産事
業者であるようで、スーパーにすれば、生産者の囲い込みは、最重
要課題になるようです。
大規模スーパー間では「生産者との提携競争」なんてものもある
ようです。もう、大規模小売り店が、生産部門まで、資本という手段
で手を伸ばしてしまって、結果、生産者と大型小売り業者とは、運命
共同体の様になっていて、生産者の被害はスーパーの被害という
一心同体状態なのかもしれません。
つまり、被害にあったキャベツは、すでにイトーヨーカ堂に買い取ら
れるという先契約があったために、イトーヨーカ堂の行為は、農家
救済行為ではなく、自社救済行為でもあったのかもしれません。
なんて、ことは、今に始まったことではなく、古来、商品先物取引な
どという、「リスク回避」の仕組みがあるのですから、そんな、いろい
ろなことが複雑に絡み合っての、買い取りは、以前からあると思い
ます。
しかし、ニュースには、まるでイトーヨーカ堂が生産者救済の様な印
象がある。。もしかすると、そのニュースも広告攻法なのかもしれま
せん。情報を征する者が勝利するのは２１世紀に始まったことでは
ないな、と考えれば、いろいろなことがあるようです。
・・・ほとんど、私の推測ですが、考えれば考えるほど、何が？どう？
繋がっているのかと・・・・。。。正に、ブラックボックス。。
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