[BlueSky:05987] Re: 都心の温暖化


[From] "genngorou" [Date] Wed, 21 Jul 2004 00:09:37 +0900



こんばんは、ゲンゴロウです。
なんか、今日、東京は39.5度だったとか?
ほんとなのだろうか。。。
もう、暑い話は嫌になるけど、、お返事を。。

ゲンゴロウ:
> > オゾンにて上水のように飲料用にもできる程の完全処理をし
> > ているのではなく、処理が間に合わないので、電力にものを
> > 言わせて、オゾン処理をしているのではないでしょうか。
> > 下水処理の、オゾン処理は、処理水を使おうが、使うまいが、さ
> > れているようです。

佐川さん:
> 下水処理でオゾン処理はおもに消毒のためで、汚水の処理のため
> ではありません

私、また勘違いをしていたようです。確かに、下水道局のHPを
よく読むと、オゾン処理は再利用を考えてのことで、それは、消
毒ということらしいですね。上水並に浄化しないと再利用できな
いので消毒しているようです。人工的な小川を流す際にオゾン
処理をするようで、川や海に流すのなら高度汚水処理で十分な
ようですね。
ご指摘、感謝しないといけませんね。ありがとう、ございました。


 お聞きしたことで、汚水処理では、不可思議なことをやっている
ように思えてきました。
佐川さんが言う”オゾン処理は下水処理ではない”ということを
理解すると、超高度汚水処理は下水処理場の仕事ではなく、実
は、上水処理に近い処理ということになりますよね。
その上水のような水作りを、汚水処理場がやっているということ
になりませんでしょうか。そして、超高度処理を行った上水に近い
水を、東京の汐留では打ち水に使っていることになります。
それは、、どういうこととして考えればいいのだろうか?という疑問
が出てきてしまいます。一体、どういうことなのだろう。。。

これを肯定的に捉えて考えると、エネルギーをかけてでも東京を冷
やしていることになりませんでしょうか。資源エネルギーと水との貴
重性の問題として、それを考え得ると、水のほうがエネルギー資源
より貴重、あるいは水は資源エネルギーより得難い、あるいはまた、
きれいな水を作るエネルギーの方が東京を冷房などで冷やすより
は少なくて済むということになるような。。。
あるいは懐疑的に考えると、電力の新たな販売先を作り出している
ような。。なんなんでしょうか。。

> また、導入されているのは、まだ一部の処理場だけで、全てでは
> ありません。

確かに一部の汚水処理場で、ですね。しかし、言い換えると、
もう一部の処理場では、それが行われている。そして、この超高
度処理は、今後、促進する方向にあるようです。(現在はまだ意
見を求めているとは言っていますが。)どうしてなのでしょう・・・・

超高度処理のような新しい技術は、転ばぬ先の杖として、技術
開発をしておこうということなのでしょうか。そして、技術を磨くた
めに、行われているのでしょうか。もしかすると、今後、ダムなど
上水用の水が不足することを考えてのことなのでしょうか。それ
とも、その技術力を海外輸出しようということなのでしょうか。
ただ、佐川さんが言われるように、まさにオゾン処理は電力を喰
う。

> いずれにせよ、再利用のためには、超高度処理(オゾン以外の処理法も
> ある)が必要で、その分コストが高くなります。

どうやら、オゾン処理は下水道局の仕事の範囲を超えて、何かを
行っているようです。しかしなぜ汚水処理場がその超高度処理を
行っているのか。水道局にとって、水は汚水も上水もないのかも
しれません。
私が知る以上に水が貴重であるのなら、仕事の領域を越えざる
を得ないほどのことなのでしょうから、越えたほうが良いのかもし
れません。

> 下水を何処まで奇麗にして自然界に戻すのかということも含めて、
> 下水処理にどれだけの資源を分配すべきか?ということをきちんと
> 考えた方が良いと思いますよ

確かに。。そうだ。
しかし、超高度下水処理を行っている下水処理場は、もう、純粋
には下水処理場ではないのかもしれませんので、それは超高度
下水処理は、別の仕事なのかもしれません。つまり、下水処理に
資源を配分しているのではなく、上水事業へのエネルギー資源を
利用している、として考えるべきことになってしまうようです。

しかし、そのようなことを考えてみても、佐川さんの言うように、や
はり大変なエネルギーを使用した超高度処理を散水にというのは
変です。ただし、環境問題に近い場所にいる水道局の方々が行っ
ているですから、何か、もっと理由があるのかもしれません。
もしかすると、都市の熱は、私が体に感じている以上に、大変なこ
となのかもしれません。火力発電所の煙突やゴミ焼却場の煙突か
ら冬には、白い湯気がモクモクと出ていますが、どうもあれは水を
使って熱を冷ましているようです。それを考えると、発電の資源な
どを考えても、その電力で超高度汚水処理をした水を、都市は必
要としているのかもしれません。
水を海に流さずに、出来るだけ人間の元で循環させたいのかも。
水は貴重だとは思っていましたが、その想像以上に貴重なのかも
しれません。そして、雨が豊富に降る日本でこれだとすると、世界
では、水、あるいは水処理は石油よりも貴重な商品、あるいは技
術なのかもしれません。そして、未来は、これがもっと促進される
のかも。
いったい、水は何に使われているのでしょう。
水の問題も、いろいろなことに関わっていて、複雑です。

ゲンゴロウ:
> > つまり、どうせ流す水ならば、どんなに利用しても電力の無駄
> > 遣いにはならないのではないという意味において使用したいと
> > いう考えです。
> > で、それが、打ち水で、それが解決できるのですから、下水処
> > 理水を散水に使わせてもらいたい。

佐川さん:
> 都心部でも地下水が余っているところもあるらしいですね。
> どうせ“打ち水”するなら、処理水よりは地下水の方が断然
> 良いでしょう。

余っているということが、どういう意味でのことであるか分
かりませんが、地下水を使うと、たとえば東京と神奈川の
間を流れる川が枯れてしまうなんてことになる、、なんてこ
とはないでしょうか。あるいは、余っていてもそれを使うと、
海の水が陸にしみ込んできてしまうとか。
余っている水というのは、まだ「ある」という程度のことなの
では。。水は、ほんとうに、ギリギリなのかもしれません。

とにかく東京の地面をアスファルトで覆ってしまって、降る雨
も雨水にドッと流してしまうから地下水も足りなくなっているの
であるような・・・。そうだとすると、ヒートアイランド冷却処置へ
の早急な対応としては、散水もいいけど、アスファルトをひっ
ぺがし、雨水を地面に!ということもヒートアイランドを冷却す
るにはいいかもしれません。
でも、雨が降りすぎると、地面の泥が下水に流れ込み、管が
詰まるかな。。。やはり「国を治めるには治水が重要」と言わ
れるように、水はなかなか難しいのかもしれません。





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