driadさん、みなさん
Fukushimaです
次の言葉を召還します
At [ Thu, 19 Feb 2004 02:08:32 +0900 ]
Subject:[ [BlueSky: 5799] Re:5793 信頼の閾値 ]
"driad" <driad@k2.dion.ne.jp> wrote:
> 何か大変な勘違いがあるようですが…
> その書き方じゃ誰の目にも「素直に反省してい」るとは見えませんし
> 放置するとお前の言う食い違いの元に切り込んだコミュニケーションに
> なっとらんじゃないかというどなたかのお声もありますので
> ここでまともにお伺いしてもよろしいでしょうか?
> 無理してお返事いただかなくてももちろん結構ですが…
本題とは、ずれていきますが、「お返事」が出ないうちに・・・
これは多かれ少なかれ誰にでもありがちな態度だと思います。
「知らない」もしくは「専門外の」事物に対して思考を停止してしまうという
傾向であり、極端な場合は、素人は口を出すなという意識につながるものとも思
われますが、この態度を持つことで思考を節約することができ、周囲の環境に速
やかに適応しやすいとか、社会で成功しやすいというような大きなメリットがあ
る上では、誰にも備わっている傾向ではないかと思います。
これは、個人の問題に還元してみると、各人が自らの持つ主観的な世界と客観
的な世界との折り合いをどのようにつけていくかという、大変重い問題にも関わ
っていそうな気がします。
「客観的な事象」を「所与のもの」、「自明なもの」と認識して、更に「防ぐ
ことができないもの」、そして更に「肯定すべきもの」、「促進すべきもの」と
無反省に認識してしまうような傾向にもなり、更に飛躍すれば「自明なものが多
いほど優れている」と認識してしまう傾向だと思います。
自然に身に付いてしまいがちな「進歩主義」と言ったようなものでしょうか?
「客観的な事象」として、例えば「地球温暖化」を自明なものと認識すれば、
それを防止する方策よりも遺伝資源の保存等のような対処方策に目が行ってしま
と思います。
決して対処方策を否定するものではありませんが、その際は問題の根源を見失
わない努力が更にも増して必要になるのではないかと思われます。
多くの自明な認識を持って暮らしていく以上は、矛盾らしきものが生じた際に
は、「素直に反省」することが最も大切なことなのかも知れません。
額の皺が増える方もいらっしゃいそうですが、悪しからず
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