[BlueSky: 5815] Re:5813 食と農シンポジウム


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Tue, 24 Feb 2004 13:45:40 +0900

中澤さん、返信ありがとうございます。

年度末のお忙しいところ、炙り出してしまったようで、申し訳なく
思っています。

Minato Nakazawaさん wrote:
> >と「枕草子」http://phi.ypu.jp/ に書いていらした、
> にはそういうタイトルをつけていましたが,
> 今は日記というほどのものではなく,ただのメモですので,文章に
> なっていないものが多々あります。

東大にいらした頃の中澤さんのweb日記のタイトルをみて、「枕草
子」が、同時代に書かれた日記物より、いきいきしているように感
じられるのは、清少納言個人が日々感じた「My Favorite Things」
を書き記したものだったからなんだと、何かとても納得した印象が
強かったので、新しい日録に、このタイトルがついていないことを
見落としていました。ごめんなさい。

> あのシンポジウムは,大都市と農村というあり方を所与のものとして,
> その間のギャップを埋めるために流通を進歩させてトレーサビリティ
> という仕掛けを考えました,という場だったのですよね。少なくとも
> 基本的には。

はい。

前回の食と農のシンポジウムでは、主婦の立場からということで私
もパネラーをつとめたのですが、当日の朝、他のパネラーの方達の
流れに逆らうことになるかもしれないけれどと、[5788]の、
> つまり、質は考えず単に「安
> ければ良い」という人と、質は重視するが自分では判断しない、いわゆ
> る「ブランド指向」の人が大半を占め、積極的に開示内容を見る人はあ
> まりいないのではないか、
というような姿勢でいても構わないかと邑瀬さんに言ったら、かま
わないですよ、それを受けて話が進むでしょうしと、飄々とした感
じで言って下さったので、すごく楽になりました。

今回のシンポジウムには行けず、まだ記録も観ていないので、
[5778]や、中澤さのサイトのメモを見て、言いたいことが言えない
ような雰囲気があったのかなぁと、とても気がかりでした。

他のパネラーの方々の立場に、気を遣って下さっていたんですね。

[5813]に書かれたようなことを、仰しゃっても「全否定」すること
にはならないんじゃないかな(^^;。相手方が「全否定」されたと
いう受け方をしそうな雰囲気が会場にあったとしたら、残念です。

今回、北海道の農家の方もパネラーとして来て下さっていたので、
「地産地消を進めたほうが不安解消には効果的なはず」とは仰しゃ
りにくかったとは思うのですが、以前、一種の難民キャンプだと仰
しゃっていた都市を、その規模を考え合わせ、なるべく近郊から地
産地消に近いかたちで養うことができるのか、そういう視点から、
流通に関わる人や、消費生活アドヴァイザーが、考えはじめるきっ
かけになったかもしれない。

> でも,いくらいい仕掛けを考えても,情報というものが,
>
> 伝えようとして選ばれた(しかも伝えることができる)ものしか
> 伝わらない点
という限界がある地産地消で賄いきれない大都市部と、大規模専業
の農村の人達が、お互いのことを、もう少し知りたいと思うきっか
けをつくれないかなと思います。

> # もっとも,「難しい話はわかりませんから,安全は専門家にお任せ
> # して云々」と言われたときにはカチンと来て,よほど言ってやろうか
> # と思いましたが。
> # 専門家に任せられないのが問題だという話をしているのに全く伝わって
> # いなかったわけですよね。

そんなことが、あったんですか(^^;。
去年の3月に、食と農のシンポジウムの準備会のような感じで、
DGCbaseで座談会を開いたのですが、その時に「難しい話はわかり
ませんから」という人は多いだろうな、「通訳」みたいな役割を担
う人がいた方がいいのだろうなというような話が出たことを思い出
しました。

どこに問題を感じられたのかが、わからなくて、ずっと気になって
いたので、お話、うかがえてよかったです。
ありがとうございました。

葛貫由美子



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