[BlueSky: 5727] Re:5720 鳥インフルエンザ& BSE


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Wed, 28 Jan 2004 19:00:21 +0900

佐藤さん、お久し振りです。

米国で暮らしていらっしゃる佐藤さんに、機会があったら是非、
うかがってみたいなと思っていたのですが、日本では、

「<米BSE>危険組織、機械解体の3割強から検出」
 米国でBSEの感染牛が確認された問題で、米農務省が機械で解
体処理した牛肉にBSEの病原体が蓄積しやすい部位が混入する危
険があることを知りながら十分な防止策を取っていないと、米会計
検査院がまとめた報告書で指摘していたことが分かった。サンプル
の35%から危険部位の神経組織が検出されたとの報告もある。
(毎日新聞)[12月26日]

という記事が載ったり、米国から発信されている

「効率的な食肉処理機のせいでBSE危険部位が混入?」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040121-00000003-wir-sci

という記事をみかけたりします。

朝日新聞の1月10日の記事に、

「BSE被害心配」は米国人の16% 消費者調査
************
 米ギャラップ社が9日発表した世論調査によると、米国で牛海綿
状脳症(BSE)感染牛が発見されたことで、自分や家族が被害を
受けることを心配している消費者は16%にとどまった。牛肉を食
べるのをやめたり減らしたりした人も17%にすぎず、01年に感
染牛が発見された際に深刻に受け止めた日本人との国民性の違いが
浮かび上がった。  
・・・中略・・・
日本では初めてBSE感染牛が確認された01年秋に朝日新聞が
実施した全国世論調査で、不安を「感じている」が89%、牛肉の
摂取を「やめた」「減らした」が計60%を占めた。
************

というのが、あったのですが、感染経路が特定されていない現在、
全頭検査せず、こういう方法で解体されている肉を食べることに、
米国の人は、本当にこの程度しか不安を感じないのでしょうか?


> BSEの方は日本がアホな全頭検査を国内でやっているモノだから、禁止措置の解
> 除をいつやるのか見当がつかなくなっています。畜産ロビーの強いアメリカが検
> 査で譲歩することはあり得ないですから、結局は日本が最初に言っていた条件を
> 引っ込めて終わりになる・・・ってのが大方の予想でしょうか?

そうなんですか(^^;?
牛肉を輸出できるのは米国だけではないようです。
(十分な量が得られるかどうかはわかりませんが)

米国産牛BSE問題で、日本政府が豪・NZに担当官派遣へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040106-00000566-reu-bus_all

豪から10万トン輸入増可能 米国牛禁輸で供給減緩和
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040114-00000290-kyodo-bus_all

日本では、国内牛の全頭検査の費用は国が助成することにして(=
税金で負担し)、それなりのシステムを整えてしまったようです。
米国からは「アホ」にみえても、一旦つくってしまったシステムを
評価し直すのは気が進まないし、その権威は守りたいでしょうね。

他国から輸入する場合、検査にかかった費用は、肉の価格に上乗せ
されることになるのでしょうか。「米国産」と表示して販売する場
合、どの程度の検査、どの程度の価格だったら、買い手がつくかと
いう問題になるのでしょうか。
# そんな厳密な判断じゃなくて、不安も風化していくのかな(^^;。

実際のところ、専門家から見ると、どのようなサンプリング方法で、
検査するのが、経費、安全性の両面から考えて妥当ということにな
るのでしょうか。



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