[BlueSky: 5568] Re:5548  都市と田舎


[From] "荻野 行雄" [Date] Thu, 4 Dec 2003 22:44:20 +0900

 須賀さん
>たとえば、長野県のある町で、希少な生物
>のあつまる生息地になっている休耕田があります。今は農家に助成金
>が出るので、草刈などの手入れがなされていて、それが生物たちに
>とっても良好な生息環境を保つことにつながっています。ところが、
>その助成金がもうすぐなくなるそうなのです。そうなると、農家の方々
>も高齢化していることですし、手入れはだんだんむずかしくなりますし、
>お金にもならないならいっそ住宅地か何かとして転売したいと思われる
>ようになるかもしれません。それならいっそ、行政のなかの環境部局が
>動いて環境保全の見返りとして助成金を出せるようにすればいいのでは
>ないかと思うのですが、行政の環境部局にはそれだけのお金はない

>だろうなあ、ほかの仕事がいそがしすぎて他の部局に働きかけて調整を
>するだけの人的・時間的な余裕も今はないだろうなあ、という気がして
>きてしまったりします。
>
>そうかといってあきらめてしまったのでは元も子もないので、とりあえず、
>あきらめずにいろいろ考えてみよう、みなさんにもお話して、ご意見を
>きいてみよう、そう思って、このメールを投稿することにしました。


 休耕田をそのまま助成金で維持するというのは、
一時的にはともかく、継続的には、やはり
無理があるのではないでしょうか。
 飼料用でも何でも、田んぼとして成立させることを考える
べきでしょう。

 で、その場合、どうせやるなら、(自然環境のためにも)
「岩澤式」不耕起稲作でしょう。
先日教育テレビで紹介してましたが、
  ヤサミドロ  どろどろ
  タニシ    ごろごろ
  イトミミズ  にょろにょろ
話には、以前から知っていたのですが、
そこまでなのかと、改めて驚きました。
 メーカーに掛け合って、それ専用の田植え機
が開発されており、とりあえず,労働時間も短くてすみそう。
 うまいことやれば、兼業で出来るのではないかと
思いました。(そのほうが気が楽なのではないか?)


 というわけで、後は、誰が兼業農家になるかですが、
須賀さんがやってみたらどうですか。
 裏技としては、農家のおじいさんの養子になっちゃえば !

というのは、ちょっと乱暴なので、

 公務員が、兼業農家になることを奨励するような仕組みを
考えることを知事に直訴してみたら?? (やっぱ乱暴)

 そもそも「食」も「自然環境」も「「公」」の問題のはずで、
そういう問題意識を持っている人は、公務員に多いのではないか
と思われますし、今の時代に新たに兼業農家になるような
余裕があるのは、公務員ぐらいではないか。

 兼業公務員は、休みを増やし給料を減らして
その分若い職員を増やせば、組織としても辻褄が合うのでは?
 公務員が副業を持つことは禁じられていたと思いますが、
本来「公」の仕事なんだから、やりようはあるのではないかなあ。
「治水」「浄水」の役にも立ちそうだし。

  ● 
| 荻野 行雄 ogino.yukio@nifty.com
| http://member.nifty.ne.jp/kanngae/
|________________●


▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。