こんにちは、葛貫です。
driadさん wrote:
> お金を稼ぎたい人の活動に関わる部分の話も考えるからこそ
> 制度だけでは大変そうだといってるんです
> 子育ての商売が繁盛するようなのもありです
そうですね。
子供や高齢者をターゲットにした市場が賑わっているようですね。
阿部さんが【5425】に書かれた、まぁ、生化学的な条件は整えて、
外見をひとの形に整えておくサービスを提供します、みたいな商売
も増えてくるかもしれませんね。
あ、そうだ、【5424】:
> 今週の金曜日に、「Bicentennial Man(アンドリューNDR114)」が
> テレビで放送されるようです。
> http://www.ntv.co.jp/kinro/h151024.html
今週ではなく、来週でした。ごめんなさい。
> > 「文明の道 第6集 バグダッド・大いなる智慧の都」」という
> > 番組( http://www.nhk.or.jp/bunmei/ )の中に出てきた、
> > イスラム教のワクフという制度の話が面白かったです。
>
> バグダッドの町の規模は現代社会から見れば地方都市未満なので
> ある地方が上手くやってるよという程度の話でしかないのでは…
そうですね。
国というレベルで地域格差をなくす方向を探らなければならない面
もあると思うのですが、それぞれ、うまくやっている地域(どの程
度の広さで区切るのが適切なのかわかりませんが)を沢山つくりだ
すというのも大切なのではと思いました。
大雑把なのですが、去年まで阿部さんが滞在していらしたチリは、
1970年に社会主義政権が発足
国内経済の混乱、米国等との関係の不安定化、経済危機の深刻化
1973年に警察と軍部によるクーデターが発生、軍事政権の発足
過酷で徹底した弾圧を行い国会は閉鎖,政党活動も事実上禁止、
自由市場経済の確立をめざし徹底した構造調整政策を実施。
1981年に年金を民営化
1975年にはインフレ率340%、失業率16%であったが,
1981年にはそれぞれ9.5%と9%にまで低下していた。
1982年 経済危機の再来、再び失業率が20%を超える。
人権問題に対する国際非難の高まり
1988年 国民投票で軍事政権不信任
1990年に民政移管。
というアップダウンの激しい時代を過ごしてきた人達が働き盛りの
年代になっているんですね。
その時々の政府に、どの程度、国民が信頼を置き、あてにしている
のかな。年金が民営化されているということは、日本より、個人の
生活は個人で守るしかないのではという気持ちが強いのでないかな。
また、90%近くがカトリック教徒であるチリでは、個人の収入の幾
許かを教会に献金する習慣が残っているだろうし、それを使って各
教区で慈善事業が行われ、それがセーフティーネットになってきた
という面もあるのではないか、政変に翻弄されつつも、カトリック
・ネットの方に信頼が強く、政治は「ごっこ」みたいな生活観って
ないかな?等々、想像したのですが、実際、どうなんでしょう。
日本には、イスラムのワクフや、キリスト教会の教区のような政府
と独立したセーフティーネットの役割を果たす組織があるかな。
阪神大震災の後、そういう役割を果たそうとするNPOやNGOができて
きているのかな等々と思いながら【5439】を書いたのでした。
では。
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