> >主旨はいい本なんですが，ところどころ議論が乱暴なので
> >気をつけて読んだ方がいいと思います。
> 済みません。勘違いしていました。
> ぼくが書いたのは講師の藤正さんが書かれた同名の本について
> の書評です。
それでいいんじゃないですか
その本があるからその講演があったわけで
|| 著者の藤正さんは医用工学，古川さんは医学統計の大家で，
|| ２人とも医師なのだが，人口学にはもともと素人であることを自覚し，
|| もう少し謙虚であるべきだったと思う。
大家さんでしたか…
つまりよくあるなんかの大家が政策に関わるようになって
全国行脚してみたらこーんなことになっとるじゃあないかって
ぽいぽいっとお話されておるという例のパターンなわけですね
でもじゃあこういう「わかりやすい」かつ議論が沸きそうなお話が
立花隆とか一般市民の内でちょっと詳しい人の書いたものだとか
どうしていつもその筋の「素人」からしか出ないのかが
実はこの国の大問題でして…
|| 一方で本書が人口学を人口政策の基礎論と位置付けて
|| いることを批判して，「おそらく多くの人口学者は，人口学を
|| そのような狭い学問とは考えていない」と書かれていたのには，
|| ぼくとほぼ同じ見方なので，意を強くした。
つまり政治に関わるなどということは
「専門的学問」よりもはるかに低い位置に置かれるべき事柄であると
そう思われているらしいから
この国の政治がちんけで不毛になるんじゃあないでしょうかねぇ…
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