[BlueSky: 5085] Re:5073 個人破産について


[From] "gengorou" [Date] Thu, 24 Apr 2003 22:45:01 +0900


ゲンゴロウです。。
たわいないことをちらほら・・・

競争とは現行に先んじて未来を制することかもしれない。そう考
えると、未来の金を先取りすることは必然なのかもしれない。そ
の必然の中で、信用取引なるクレジットが発生しているのかもし
れない。競争社会にあって「俺は競争しない」という強い意志が
ないと、溺れてしまうのかもしれない。

【銀行の無能】

ところで、金融、銀行それ自体が妖しい。
よく聞く言葉「銀行はヤクザ以上」。
ヤクザといえば任侠道。任侠は弱きを助け強きをくじく世界とか。
日本の銀行といえば、大企業には資金を貸すが、中小企業には貸
さない。たぶんそれは、「優良企業を見抜く能力」が銀行にない
せい。。。
お隣の韓国では、日本に続いてバブルが弾けたが、それまでの銀
行の体質である「大企業優先」から脱し、優良企業を見抜くノウ
ハウを磨き、中小企業に資金提供することで経済はすでに甦った
とか。

【借金が預金とは】

だいたい、日本では、銀行が威張っていること自体が変。腰は低
いがやることは無礼。慇懃無礼。理解できない。
銀行の商品といえば、言わずと知れた「お金」。「お金」を多く
の人々から集め、それを利用して商売しているのに、銀行が他者
から借りているその「お金」を借金とは言わずに預金と呼んでい
る。確かに、大切なお金を取られないように銀行に預けるのだか
ら預金には違いないが、預金者は貸主でもある。
また、確かにお金を保管するのだから、銀行にすれば預かり金な
ので「預金」には違いない。しかし、それは一元的な味方で、別
な面では銀行の借金でもある。
だからこそ、金利が付くのだろう。しかし、銀行の借金の金利は
現行0.1%(1/1000)と、これはもう金利とは呼べない率。。
人の金を借りてそれを商売に使っているのに、その借金の利息が
0.1%。。。変。

おそらく、それがクレジット(信用)なのだろうが、今、銀行自
体のクレジットも怪しい。。。それでも借金の金利は0.1%。。。

庶民が借金するときの金利は、、その100倍以上。おそらく、こ
れもクレジット社会の症状なのだろうが、それほどに、銀行以外
の企業の信用は低いのだろうか。そうは思えない。

【クレジット社会の危うさ】

こんなクレジット社会って、一体どんな社会になるのだろうか。。
信用に裏付けされた架空の金。その架空の金に裏付けされた信用。
妙な信用の連鎖で生まれ、流通している膨大な仮想マネー。ひと
たび信用が損なわれるという雰囲気が臭い始めるだけで、膨大な
仮想マネーは、たちどころに消え始める。人の思惑だけで消えて
しまう金が流れる社会。人の不安によって消える仮想マネーに支
えられた経済社会では、きっと、少しの危険や不安でも、最大警
戒し、取り除こうとしはじめるかもしれない。過敏、過剰反応の
社会。

【信用(クレジット)を悪用する者たち】

よくわからないけれど、銀行。ノンバンク。町金。なんとなく役者
はそろっている。教育されていない人間を見つけだし、銀行がクレ
ジットのクセをつける。合法的に。。次に銀行がバックのノンバン
クが貸しまくる。やがて債務者の信用がなくなると、銀行、ノンバ
ンクは手を引く。そして違法金利の町金が登場。町金は貸して、す
ぐに取り立てはじめる。返さないと他の町金を紹介する。しかたな
く債務者は別の町金から金を工面し金を返す。そうやって、いくつ
もの町金がまた貸しては取り立てる。
町金が債務者を食い物にしているというより、町金同士が別の町金
を食い物にする。債務者はその媒介者でしかない。まるで債務者を
トランプカードにしてババ抜きゲームをするがごとく。町金はハイ
エナの様に次々と貸し抜けをする。ババを引いた町金は、債務者の
破産宣告を阻止して、必死にそのババを他の町金に回そうとする。
こんな金融業界の構図。あ〜、もしかしたら、一番ずるがしこいの
は銀行ではないのか。
表玄関の小さな信用。裏路地の大きな不信用(裏切り)。20才を
越えたら大人だというけれど、こんな大きな裏切りがあったら、、
とてもではないけれど、、太刀打ちできない。

日本のガンは、(日本の)銀行なのかもしれない。政府に影響力を
持つ私利私欲の存在。やはり銀行は、、自己中心的な信用以上に、
銀行の存在の本質を考えて貰いたい。その本質がなんだかは、私に
はハッキリとは分からないけれど。。。

【未来の消費】

未来の金を使い込む。存在しない金にまで手を出す。なんだか未来
の資源を使い果たすのと、とても似ている。

                  ゲンゴロウ。。。




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