[BlueSky: 5029] Re:5028 ヒートアイランド対策


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Sat, 29 Mar 2003 15:43:01 +0900

葛貫です。

澤口さんwrote:
> 連動しているのかどうか知りませんが、東京都ではヒートアイランド
> 対策のモデル事業を始めるそうです。
>http://www.jij.co.jp/news/policy/art-20030327190549-XUPXNHVNOW.nwc

情報,ありがとうございます。
気になったのは2001年6月27日の読売新聞に載った「ヒートアイラ
ンド対策は地中に冷却水を循環させて」という以下の記事です

・・・・前略
(日本地域冷暖房協会、国土交通省などで組織する)検討委が「最
も効果的な方策」と結論づけたのは、(通常,屋上に設置する)冷
却塔の代わりに地下に熱交換機を設け、排熱を専用管の冷却水で取
り去るシステムだ。冷却水は循環するうちに温まるが、海辺に設置
する熱交換プラントで海水を利用して再び冷やす。 検討委では、
東京湾を取水・排水口として直径約2メートルの専用鋼管を、銀座、
丸の内、大手町を貫く全長6キロに敷設する場合を想定。気温を下
げる効果をモデル計算した。その結果、昼間人口200万人、原発
5基分のエネルギーを消費しているモデル区域全体から、『原発1
基分の排熱を除去し』、最高気温を0・7度、平均気温を0・4度
下げる――という効果が裏付けられた。 事業費は400億円余。
地中で水平にトンネルを延ばすシールド工法を用いれば地面を掘り
返さなくて済むため、銀座など建物が密集している地域でも専用管
を敷設するのは比較的簡単だという。 尾島委員長は「屋上緑化で
同じだけ気温を下げるには50%の建物を緑化する必要があり、費
用は約2800億円。今回の提案は、はるかに安上がりだ」と語っ
ている。 国交省の原田邦彦・官房技術審議官は、「技術的、経済
的な合理性から最善の方法であるのは間違いない」としている。 
#( )内の語句及び『 』は葛貫が補いました。


検索してみたら,この委員長さんと,ある議員さんとのやりとりが
http://home.att.ne.jp/sun/tabata/policy.htm#heatiland
に載っていました。

都市に熱をこもらせないために「水の道」「緑の道」「風の道」を
上手に利用するという話は納得できるのですが,内閣府が音頭をと
り,環境省、国土交通省、経済産業省が関係して,実用化が可能で
あるか研究するという上記のシステムの有効性については,詳細が
発表されたら,試験法や評価が適切か,第三者の意見をうかがって
みたいなと思いました。


東電の全原発が4月には停止 夏の需要ピーク時に不安も
http://www.asahi.com/business/update/0328/078.html
という記事をみかけました。

昨年の夏は,暑さを少しでも和らげることができたらと思い,南側
と西側の窓に簾をかけたのですが,今年は,今だったら夏に間に合
うので,ツル性の植物を窓の外に植えてみようかなと思っています。

壁や窓辺にツル性植物、「緑のカーテン」で快適に
http://www.asahi.com/life/house/020712a.html



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