こんにちは、高倉です。
毒ガスによるクルド人虐殺について。
小宮さんのご覧になったのが、ジョージ・シュルツ国務長官(当時)説を元にしたも
のでしたら、それは戦争利権者によるプロパガンダのようです。
リンク先の「化学兵器の偽善と嘘」という小見出しの中に詳しくあります。
http://www.kcn.ne.jp/~gauss/jsf/iraq.html
***************** 以下は、抜粋文の要約です。 *****************
1988年のイラン・イラク戦争終結直後、ジョージ・シュルツ米国務長官(当時)
はイラクが毒ガスによりクルド人一〇万人を虐殺したと公表した。
当時、米国はイラクに不法な生物・化学兵器の製造技術を教え、薬品や細菌を贈り、
コンピュータなどの最新機材を与えた。当時の米国が敵としていたのはイランだった
から。CIAの秘密工作による援助も含まれていた。今では秘密ではなくアメリカ議
会に提出された報告書から検証できる。
毒ガスの製造に寄与した米ラファージ社の実質的な社主はブッシュ副大統領(現大統
領の父)で、ヒラリー・クリントンも同社の役員を務めていた。
現在、シュルツ国務長官の報告は全くの偽りでプロパガンダに過ぎなかったことがわ
かっている。
イラク・イラン戦争では、1988年の終戦間際に両軍とも毒ガスを使用した。しか
し、一〇万人の虐殺はなくクルド人の死者は数百人だった。イラン軍の毒ガスが原
因。
スティーブン・ペレティエ博士(アメリカの陸軍戦争大学による調査の中心人物。元
CIA のイラク担当主任)によれば、
「クルド人は青酸ガスで殺された。当時イラクが使用したのは糜爛(びらん)性ガス
で、イラクに青酸ガスを製造する能力はなかった。一〇万人といわれた被害者の遺体
も今日に至るまで見つかっていない。よって、シュルツ長官のクルド人虐殺説は虚構
である。」
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長年に渡ってアラブ諸国と草の根の交流を続けておられる方から、私が直接聞いた話
によると、1980年代までのイラクは、社会福祉は無料、ブルカ着用の義務も無く
女性の大学進学が奨励される、貧富の差の激しいアラブ社会の中にあっては珍しく自
由な国だったそうです。
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