土田です
査察継続についてですが、査察が効力を発揮し出した背景に、アメリカの軍の
展開があった事は周知の事実として良いと思います。これを続ける事は多大な出
費を強いられると共に軍の指揮は明かに低下し、かつゲリラによるテロの誘発を
招く危険性も大きくなっていきます。
しかも、イラクからは国連に協力しているとのアピールを強くさせ、アメリカ
にとってプラス材料は時間と共に低下し、逆にフランスやロシア、イラクは格好
の宣伝材料を得る事になる可能性大です。アメリカはこの様な状況を許容する国
ではないと思います。
過去アメリカがこの様な状況を許容したと思える事例を私は知りません。この
点での我慢のきく国ではないのだろうと思います。ましてや国内は人種の坩堝で
すから判断を遅くすればするほど国内の治安にも不穏な状況が発生しやすくなる
事でしょう。
単純に経済的な理由だけでこの戦争が出来るほど甘い状況なら、アメリカは
とっくにやっています。むしろ経済的には綱渡りの連続ではないでしょうか。
大量破壊兵器の問題等が最も説明が容易ではあるでしょうが、今の国際的なテ
ロに対して、個別撃破しか手が無いという閉そく感が、アメリカの判断を余計過
激に指せている側面を見逃さない方が良いと思います。
そうでなければ、ブレア首相がここまでのリスクを犯す意味が見出せません。
繰り返しますが、情報が少なすぎます。
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