[BlueSky: 491] Re478 議員の採決と有権者の投票


[From] Nagamitsu Teruyoshi [Date] Wed, 18 Aug 1999 19:22:13 +0900

戦争や政治がらみの激論を拝見させていただきました。
選挙のときには投票にいく和尚さんへの返事です。
戦争の時にはひたすらにげるながみつ@札幌です。

日本では、議員は、大学生のように、
議会(大学)はいるときにきびしい選挙(試験)を経験しますが、
いったんはいると議会での本業(学業)についてはあまり評価されません。

議会での本業とは、いうまでもなく立法行為であり、
議案にかんする議論と採決です。

議員が実際におこなった議案にかんする議論と採決にもとづいて、
有権者が選挙のとき投票すれば間接民主制が
とりあえず機能するといえるでしょう。

日本でもようやく、国会や一部の地方議会で、
議案にかんする議論は「議事録」のかたちで、
www上で公開されるようになりました。
ところが、採決(つまりどの議員が賛成したか反対したか)は
議事録にはかかれていません。
ちなみに、アメリカ合衆国の上下院では、議員ごとの賛否が
www上で公開されています。

各議員の議案にかんする賛否は、多変量解析で定量的に分析できます。
その分析結果は、有権者が投票するときの参考になるとおもいます。
たとえば、有権者がいくつかのyes/noの設問にこたえるだけで、
自分の意見にもっともちかい採決行動をした議員をさがすような
www上のページをつくることができるでしょう。
「議事録」もたいせつですが、よほどひまな人でないと
通読できません。

というわけで、採決の情報が公開されることを、私はねがっています。
あるいは、選挙前に議員それぞれに質問票をおくって、
任期中におこなわれた採決での賛否を
こたえていただくのも手かもしれません。

この手の情報公開運動についてご存知の方がいましたら、ご返事ください。



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