邑瀬さん、
> 私のよく行く大阪北部や京都の田んぼではレンゲ畑は普通に見られます。
> 「レンゲが田から姿を消して久しい」という印象はまったくありませんよ。
> 地域的に結構差があるみたいですね。
休耕田をレンゲ畑にしたものではなく、水田の緑肥としてレンゲを栽培して
いるのでしょうか。化学肥料に依存する農業になってから、緑肥を使わなく
なったのだと思い込んでいましたが、これも地域によるのでしょうか。
ついでに水田から肥料由来の硝酸性窒素がどのくらい外に流れて出て
いるのか、情報の手がかりはどこかにありますか。
先日、水田の作付け面積が過去数十年で三分の一に減少というデータを
見て仰天しました。今度は急に減反政策を停止ということのようですが、
過去に減反で使われなくなった田んぼの現状は一体どうなっているのか
気になります。(そこで別の作物を作るとペナルティでも課されるのか?)
雑草が生い茂るままにされた休耕田が広がっているという話も耳にします。
須賀さん、
社会性昆虫を材料として研究している同僚に質問して、下のような情報をもらいまし
た。
<以下引用>
ローヤルゼリーは確かに女王を決めると考えられていますが、その成分であるビオプ
テリン、パントデセン酸、アセチルコリン、亜鉛、10-ヒドロキシデセン酸などには
いずれも女王決定作用はないようです。
おそらく、ローヤルゼリー(蜂乳とも呼ばれますね)中の糖が摂食刺激物質として多
量のローヤルゼリーの摂取を促し、これが胃壁のストレッチレセプターを介して幼若
ホルモンの分泌を高め、その結果女王形質が誘導されて来るのではないか・・・とい
う仮説があるようです。ただ、10年くらい前の説ですので、現在どうなっているかは
知りません。
<ここまで引用>
結局、ローヤルゼリーなるものの効果の本質がまだ究明されていないのだろう
と思われます。人間の健康食品としての効果の根拠もよくわかりません。
講義を聴いた学生の一人が、「不妊に効く」という話を聞いたとコメントして
いました。これも女王蜂の多産にあやかる発想からでしょうね。
Masashi Yamaguchi
Faculty of Science
Univ. of the Ryukyus
Nishihara, Okinawa
903-0213 JAPAN
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