[BlueSky: 4189] re: 理と情


[From] "Takanori Oishi" [Date] Sun, 19 May 2002 18:33:51 +0900

 大石高典です。

このMLには、これまで何回か投稿しましたが、
全て自分もしくは周りの人間の主催の行事の
宣伝がほとんどでした。報告もせず、すみません。
怠慢だったと思います。

さて、理と情のお話ですが、ぼくも「やさしい」電気
の話はよく判りませんでした。

しかし、僕も自分でソーラーパネルを作って豆電球
をつけたり、友人と自転車発電をしたりする経験が
あったなら、その「電気のやさしさ」についてもう少し
マジに受け止められたかもしれないと思います。

絶対的な客観はない、とはよく言われることですが、
ぼくもそう思います。自分が人類学の専攻で、しかも
理学の立場に身を置いてるせいかもしれませんが、
情への甘え、理に訴える暴力両方が人生におい
て調節が難しいものだと感じています。

コミュニケーションには、言葉=イメージの一人歩きの
危険性が常につきまといます。特に不特定多数が参
加するMLでは、一般に本音、「情」的な部分、で意見を
交わすのは難しいことのように思います。でも、あえて
心情の機微を出したメールをやり取りしていると言う意
味で、このMLは僕はすごいと思います。

(もちろん、常連さんどうしでのやり取りが多いから、「情」
吐露度が高いだけなのかもしれませんが。)

そういう意味で、僕が参加しているMLのうち、メンバーが
15人以上のものは、議論の場としてはほとんど機能して
いません。それだけの数の人間のバックグラウンドをまとも
に考えたら、ほんとに一般論しか話しにくいです。どこかで
メンバー間でイメージをカリブレーションする機会がないと、
深い話はできないというのが僕の考えです。(これまでレス
してこなかった言い訳かな?)

このMLでは、何か具体的にやってみようとか、集まろうとか
そういう盛り上がり方をしたことはないのでしょうか?

実際にぶつかってみないと、判らないことのほうが生きものどうし
のコミュニケーションだと思います。(ヒトとしては、もちろん
それを重々承知の上でこういうMLで遊ぶから面白いのでしょうが。。)

以上、思いついたことを書いてみました。まとまり無くてすみません。
ちょっと、左巻さんの「トンデモ話」とかいう表現が、鼻につ
いたもので。もう少し、粋な表現で去っていった方がかっこいい
のにと思いました。

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大石 高典 takanori@jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp



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