無洗米に関して調べているうちに。
『水と水質環境の基礎知識』武田育郎 オーム社出版局 平成13年
と
『水辺はよみがえるか(飲水から水辺まで)』村上光正著、パワー社1999
ってのを読んだんですけど。
窒素・リン除去率を見ると
単位は% 窒素 リン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
下水道 30 30
単独浄化槽 10 20
合併浄化槽 40 20
屎尿処理場 100 100
(國松孝男:近畿の水瓶−琵琶湖、近畿化学工業会、476、1992)
『水と水質環境の基礎知識』武田育郎 オーム社出版局 平成13年 より
屎尿処理場は 窒素・リンの処理はほとんど100%。
昔は窒素・リンについては生活雑排水(窒素で20%、リンで30%)だけを
考えればよかったということですかね?
日本全国で下水設備を普及させようとしていますよね。
昔は屎尿の窒素・リンが屎尿処理場で100%除去できるのに、
下水整備率を上げて屎尿を同時に処理しようとすると、
処理施設から排出される窒素・リンがとたんに増える。
私達は、下水整備率が上がることが 社会の進歩と発展だと信じていましたが、
下水を整備すれば、窒素・リンの排出が増えることも必然だとは知らなかった?
P.184より引用
このことについて、水処理学者の大御所、須藤は、第5回シンポジウム
「環境用水の汚濁とその浄化」(1998.5.21群馬高専)の特別講演で、
「下水道を普及させると確実に水環境が悪化する。そのことが分かっていながら、
関係者は川や湖沼がきれいになるような話をしてきた。
これからは、本当のことを言うべきである」
というような内容を強調して述べている。
何か、愕然となってしまったんですけど、
皆さん いかが思われますか?
小澤 量
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