[BlueSky: 3752] Re:3741 狂牛病と科学の限界


[From] Sawaguchi Yuji [Date] Mon, 05 Nov 2001 09:46:06 +0900

澤口@一升金です。

aquamarineさんの<001201c163fa$45fa7420$25a880d3@oemcomputer>から
>牛肉にしても、環境的に見れば、はるかにエネルギー効率が
>悪いはず。1頭の牛を育てるには大量の草が必要ということです。
>としたら、5回食べる牛肉を3回に減らし、その2回分のエネルギーを
>牛肉はおろか、明日のミルクにも事欠く人たちの方に回すほうが、
>全人類の幸せ、地球全体の環境保護という点から見れば、
>有意義なことではないかと思ってしまうのです。
極端な例、例えばチベットの山間放牧などを考えればわかっていただける
と思いますが、牛を飼っているような土地というのはもともと草しか生え
ない、普通の農耕地や宅地としてはおよそ使えない土地なのです。
エネルギー効率から言えば羊や山羊、あるいは兎の方が多少ましに見えま
すが、精肉歩合が落ちますので、効率的にはどっこいどっこいですね。
第一、そういう肉を好んで食べる消費者が多数派となることはどうもあり
そうにもない。
豚や鶏でエネルギー効率を良くしようとすると、ほとんど運動をさせない
ケージ飼いになってしまいますが、そんなのも嫌ですし。
食材についてエネルギー効率を前面に持ち出すのは何か感覚的に合わない
ものがあるのですが。
天然果汁より合成飲料の方がエネルギー効率的には明らかに勝っています
し、アルコール飲料だってわざわざ醸造せずに穀物のままで食べた方が効
率いいに決まってますし。


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