こんにちは、葛貫です。
小宮さん：
> いろいろなニュースを耳にしていろいろ考えても、結局は
> 他人毎、当事者になってみなければその時自分がどう
> 思うかはわからないんでしょうね。テロがいいとか悪いとか、
> アメリカがいいとか悪いとか、実際テロにあったり、ミサイルを
> 受けたりしなければ、本当の理解はできないんでしょうね。
衝撃的な事件から1週間。
米国内ではアラブ系への暴行・脅迫事件も起きているようです。
歴史を学び、愚行を繰り返さないようにするなんていうことは、
錯乱状態では、無理なのかな、1週間程度では、錯乱状態を混乱
状態にクールダウンすることはできないのかな、と思います。
経済制裁をちらつかせ、踏み絵を踏ませるような外交方法が
米国流の自由主義なのかい？とも思うし、福田官房長官が、
どのように取り繕おうと、報復に全面協力するなんて即答して
しまう日本の総理が自分の公人としての立場、言葉の重さを
認識しているのか、代議制の危うさを突きつけられたような
気がしました。
「攻撃急いでは分断招く」とエジプト大統領
http://www.asahi.com/international/update/0916/038.html
前略
「テロに対処するには、国連など全世界の意思を結集できる場
で協議すべきだ。軍事作戦を急いでは、不参加国を孤立化させ、
テロ支援国に追いやりかねない」と懸念を表明した。
江沢民主席、市民巻き添えを戒め ブレア首相と電話会談
http://www.asahi.com/international/update/0919/001.html
前略
江主席は「攻撃は確実な証拠と具体的な目標が必要だ。
罪のない市民を傷つけることは絶対に避けなければならない」
と述べ、市民を巻き込む形の大規模攻撃に慎重な姿勢を示した。
また、「国連憲章と国際法の準則に符合させ、国連安保理の役
割を強めるべきだ」と語った。後略
というのが、妥当な反応で、米国の後々のためにも私刑のよう
な報復は避けた方がよいと私には思えます。
米軍基地から遠くない所に住んでおりますので、機体に描かれ
ている模様が見えそうな程、低い高度で、朝から何度も何度も
旋回している米軍の飛行機に不安が煽られます。
今日は、昼食を食べに帰ってきた夫と、台風が来る前の綺麗な
うちにと、近所の土手にヒガンバナ（曼珠沙華）を見に行きま
した。
平凡社の世界大百科事典には、
「仏典では，曼殊沙華は曼陀羅華，摩訶(まか)曼陀羅華，摩訶
曼殊沙華，蓮華とともに〈五天華(てんげ)〉の一つとされる。
これらは，仏陀や如来が法を説こうとするときなどに，天神の
喜びの意に従って空中におのずから生ずる天界の花で，会いが
たいことに会う喜びをあらわす。」
と、書かれていました。
この争いの根になっているものは何なんだろうと思います。
エルサレムという場所が、ユダヤ教，キリスト教，イスラム教
という3宗教の聖地になっており、それが、パワーゲーム、
マネーゲームの渦の中心にある。
「全一なる神」がおわしますとしたら、この問題をどう解決
するかで、ひとの進歩の度合をはかっているんじゃないかと、
大きな試験を受けさせられているようにも思えてきます。
私達は、来年、どのような思いで曼珠沙華を眺めることに
なるのかな、花を見ようなんて余裕は失われてしまうかな、
それでも、この赤は目につくだろうな、眺める者がいなく
なってしまっても、花は咲くんだろうな、等と思いながら、
帰ってきました。
では。
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