[BlueSky: 3631] Re:3628 千葉で狂牛病の牛


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Mon, 10 Sep 2001 19:56:22 +0900

葛貫です。

小宮さん:
> ところで、日本で狂牛病に感染した疑いのある牛が見つかったという
> ニュースがyahooに出てまし。
>
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20010910-00000011-yom-soci

先程、テレビのニュースで放送されていました。

朝日新聞のサイトにも下記のニュースがありました。

日本にも狂牛病、千葉の牧場で乳牛1頭感染の疑い
http://www.asahi.com/national/update/0910/021.html
「 農水省は10日、人間に感染する可能性が指摘されている
狂牛病(牛海綿状脳症)に感染した疑いのある乳牛1頭を、
千葉県内で確認した。10日午後6時半から記者発表する。」 
(18:28)

【3530】で、欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会
(本部・ブリュッセル)が「日本でも狂牛病が発症する
客観的可能性がある」との非公式見解をまとめていたけれど、
農水省が「必要以上に危険性が強調される」と警戒し報告書
の作成が断念されていた、というようなニュースを7月1日の
毎日新聞で見かけたと御紹介し、厚生労働省との立場の違い
について考えたことを投稿したことを思い出しました。

最近のNatureには毎週のようにプリオン関係の研究報告が
載っています。未だ対処法は確立されていないものの、
ヤコブ病は、脳がスポンジ化して痴呆となり、死ぬのを待つ
だけというものではなく、何年、何十年か後には治療できる
可能性が高まってきたようです。
このような可能性が高まったことを知っているかどうかで、
事実を受け止める方の気分もずいぶん違うでしょうね。
#事実を告げる方の気分も違うでしょうね。
#報道されるまでの関係者の心の動き、知りたいものです。

今、話題になっている代議制とも、関連するのですが、
各省庁や自治体の〜課というのは、その管轄する分野が円滑
に運営されるように守るための組織で、その管轄する分野の
利益を代表するものなのだということを、心の何処かに留め
て置いた方が良いように思えました。

農水省の正義と、厚生労働省の正義は異なっている。
農水省の正義と、環境省の正義は異なっている。
守らなければならないものが違うのだから当たり前のことかも。

そう言えば、
「保全は不十分」環境省が農水省の諌早湾アセスを疑問視
http://www.asahi.com/national/update/0827/028.html
という記事を見かけました。
環境省も少しは自己主張できるようになってきたということ
でしょうか。

外部が「公」に対してどのような幻想を持っているか、
「公」内部にいるひとりひとりが、どのような思いや迷いを
持っているか、そのようなことを気軽(?)に話せる場を
持つことにより行政、立法等の「新しいかたち」がみえて
くるのかもしれないと思いました。

では。




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