[BlueSky: 3572] 発芽玄米とフィチン酸


[From] "RIO" [Date] Tue, 31 Jul 2001 12:51:01 +0900

随分昔の話ですが、[3181]島津さん、[3187]玉奥さん、などで
フィチン酸の話が出ました。

島津さん wrote;
>フィチン酸IP6(イノシトールヘキサフォスフェイト)は抗癌作用等で注目を浴び
ており、幅
>広い用途で製品化もされています。
>それらを否定するものではないのですが、私は現にいただいているわけで、食物と
して
>は強力なキレート作用を持つフィチン酸を適当にスポイルしたたほうがいいと考え
て三分づ
>きで精米し食べているわけです。

以下は、玄米の件で読んだ話です。

現代農業(2001.3)より、

穀物(主に玄米)由来の食物繊維の主成分である
イノシトール、およびイノシトールに六個リン酸が結合したフィチン酸(IP6)を
単独または併用すると、
大腸ガン、肺ガン、乳ガンをはじめ腎結石、肝臓病、心臓血管系疾患等の
予防・治療に卓越した効果があることが判明している。
幸い、両物質とも玄米中に豊富に含まれているが、
玄米中ではIP6は各種ミネラルと弱い結合をしており、
それぞれ本来のすばらしい機能が発揮できにくい状態となっている。
ところが、玄米が少し発芽しはじめると
酵素の作用でこの弱い結合が切れてミネラルは吸収しやすくなり、
IP6は本来の効能を存分に発揮できるようになる。
        
上記の説明では、
フィチン酸はキレート作用から自由になれると
いうことなんでしょうか?

なお
発芽玄米を特に高齢者医療費の増加への対抗策としている
地域があります。
予防に優る薬なし、といったところですか。

小澤でした。




▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。