[BlueSky: 3484] Re:3483 炭素税


[From] "suka" [Date] Mon, 25 Jun 2001 14:31:43 +0900

小宮さん みなさん

   須賀です。

小宮さん:
> 環境省がCO2削減のための炭素税導入を検討しているそうです。
>
> http://www.asahi.com/politics/update/0620/002.html
>
> ガソリン1リットル当たり約10円から25円の炭素税を課税すれば、
> 10年の二酸化炭素(CO2)排出量を90年に比べて2%削減する
> ことができ、国内総生産(GDP)の損失も0.06〜0.72%と軽微な
> 影響らしいです。僕は車を持っていないのでよく分かりませんが,
> これってどの程度の値上げなんでしょうね。

ひとによってどのくらい車をつかう必要があるかはいろいろだと
思うので、いろんな場合について試算してみたら面白そうですね。

自分の場合だとどうなるかを考えてみます。僕は10年以上前に
つくられた中古の乗用車を1台もっています。勤務先が公共交通
機関の通らない山の中腹にあるので、通勤につかっています。
立地がよくないと思いますが、今のところほかに実際的な方法が
ありません。炭素税がかかっても、ほかの方法にのりかえること
はむずかしそうなので、今自動車に乗ることで排出している温暖化
ガスの量に対応する課税分をほぼそのまま払うことになりそうです。

すごくおおまかに見積もって、僕が毎月購入するガソリンは100
リットルくらいではないかと思います。これは標高差600m、片道
30分の通勤路を平日ほぼ毎日往復するのにつかう量です。通勤
以外にはあまりつかいませんが、休日にもときどきつかいます。

1リットルあたり10円から25円ということは、月100リットルでは
1000円から2500円、1年では12000円から30000円です。
個人的な実感としては全然高くありません。これならもっと高くても
いいくらいだ、という感想です。

たとえば、今の中古車をプリウスに変えると、たぶん温暖化ガスの
排出量はたいぶんすくなくなると思いますが、買い替えるのに必要
な費用は、炭素税の額よりずっと高くなりますよね。

予測されているペースで温暖化がすすむと、中部山岳の高山に
すむ動植物なんかは相当あぶなそうです。これらの動植物に
ついては人為的な適応策はあまり考えられません。防止策が
鍵をにぎっていると思います。

個人的にはもっと高くても炭素税を払いたいと思います。

みなさんの場合にはいかがでしょうか。

   須賀 丈









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