尼崎市の一ノ瀬です。
伊東さん<
総熱量が原爆と同じガスタンクがあったとして、
原爆と同じレベルの衝撃波や熱線を作る事は出来ませんよ。
核反応と化学反応では温度が桁違いですから。
で、被害も桁違いに軽くなります。
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ややたとえが悪かったかも知れませんが、議論の前提を思い
出して下さい。
比較対照は原子力発電所であって、これを爆破しても核爆発
など起きない事については、同意が出来ているはずです。
原子力発電所がテロに曝された場合と、都市近郊に建設され
るLNGタンクがテロに曝される場合とを比較して、どうして、
安全保障的にはLNGがいいと言えるのでしょうか? やや結
論を急ぎすぎては居ないでしょうか?
伊東さん<
WW-IIではイギリスはドイツのダム破壊攻撃を何度もやってますね。
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その作戦の犠牲者の数が分かれば、教えて下さい。
WW-II当時は、それこそ現代の我々から見れば信じがたい数の人
々が、当たり前のように殺された時代です。
そういう時代に逆戻りしろと、おっしゃるのでしょうか?
伊東さん<
徹底的な防御と言うのは地上に作る固定工作物では事実上不可能です。
軍事的には常識です。
壊されても影響が他に及ばない構造を取るしか無いのです。
つまりは分散化です。
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既に#3365で述べたように、私も分散化には賛成です。
が、マイクロガスタービンなどの化石燃料を使うシステムは、燃料
の供給システムを分散化できません。
この防御は、原子力発電所の防御よりも遥かに困難です。原発の防
御が不可能ならば、ガスタンクの防御も同等(或いはそれ以上に)困
難です。
ガスタンクが、原発よりも遥かに人口密集地に近くに設置されてい
ることに留意して下さい。
分散化には賛成ですが、例えばマイクロガスタービンでは、発電の
みが分散化しているのであって、燃料の面から見た場合、分散化して
いるとは到底言えません。
伊東さん<
ついでに言えばガスタンクは最近は半地下設置が増えています。
温度管理を容易にし稼動経費を抑えるための構造だと思いますが、
安全面でも各種利点があります。
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利点はあるが、破壊活動の標的にされれば、簡単に壊れます。
LNGタンクは、原子炉の格納容器よりも、遥かに弱い強度しか
持っていないので。
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