[BlueSky: 3261] Re:3259  小泉新内閣


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sun, 29 Apr 2001 17:34:26 +0900

こんにちは、葛貫です。

佐川さん:
> 私たちは、本当に、変わることを望んでいるのでしょうか?
> 私たちが、望んでいるのは「変わらないで済むための改革」
> のような気がするのですが?

「変わらないで済む」というより、今迄、持っていたものを
手放さずに、それに新たに何かを付け加えるという変化、
新たに何か付け加わったことにより、不要になったものが
いつの間にか、はがれ落ちていた、という変化を望んでいる
のかもしれないと思いました。
#そんな虫のよい変化、なかなか、ありませんよね(笑)。
#勢とタイミングがそろっていれば、ホップ、ステップ、
#ジャンプで、飛び越えてしまうのかもしれないけれど。

> いまどき、サマータイムの導入が検討されるということは、
> 要するに変わりたくないってことなんじゃないしょうか?

サマータイムの導入は、環境省も社会に働きかける気がない
わけじゃないのよ、ほーら、年2回、皆さんの生活時間帯を
ずらすなんて、すごいことしようとしているじゃない、ね。
というポーズを示すためのもののように感じられます。
環境省に取り組んでほしいこと、他に沢山あるのですが・・・。

4月28日の朝日新聞夕刊によると諌早湾干拓事業が、今年度、
「時のアセス」の対象となるけれど、農水省の農村振興局農地
整備課の人は、干潟の浄化能力について、
「あるらしいという話は聞いているが、効果を数量化する手法が
確立していないので算定できない。」として、干潟の水質浄化
機能を費用対価効果分析で「ゼロ」と評価しているそうです。
この辺の評価手法を確立することって、環境省の仕事なのでは、
と思います。

> もし変わりたいと望むなら、フレックス制の拡大・浸透と
> “時短”の検討をするのが本当ではないかと思います。

「何故、他者より、お金や権力を持ちたいと望むのか?」
という問いに対して「待つことと、人ごみを避けられるから。」
と答えていた人がいたことを思い出しました。
お金や権力がなくても、仕事の仕方、生活の仕方を変えれば、
「待つこと」や「人ごみ」を避けられるかもしれないのに。

社会的な枠組みの変化が先なのか、若い世代にフリーターが
増加したように自から外れる人が増えることにより、社会的な
枠組みの変化が余儀なくされるのか、どちらなんでしょうね。

では。



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