[BlueSky: 29] Re: はじめまして


[From] Konno Yasuo [Date] Sat, 10 Jul 1999 07:08:10 +0900 (JST)

紺野@畜大です

横山@農環研さん、お元気ですか?

> 先進国では食料は過剰状態に見えますが,世界の飢餓人口は現時点でも約8億人に
> 達し,来世紀の初頭から2020年付近をピークに食料の世界的逼迫が予測されて
> います。その中で,耕地の不適切な管理や経済性の名の下に世界の耕作可能面積は
> 年々減少し続けています。一方,日本では消費される豪華な食料を賄うために,国内の
> 総耕地面積の約2.4倍(1200万ヘクタール)の農地を海外で使用しています。
> このことを皆様はどのようにお感じになりますか?
私の感じていることと、大きく重なります。

青空自由大学に過日、投書した(投書したでいいのかな?)のは
「人間はわがままだ。これだけ人工が増えて、資源を使って自然がほしいという。
無い物ねだりだ。
自然の中では暮らせない。自然がなければ息が詰まる。なぜなのでしょうか?」
です。

食糧難がくると言われています。食糧難がこないとしたら、そのとき地球の資源
を食い尽くしているはずです。耕地にできるところは耕地にしているはずですか
ら。食糧問題は地球規模で、かつ日本規模で、かつ個人規模で考えなくてはなら
ないと思います。

中国人が日本人並の生活をしたら、地球環境はそうとう悪くなるはずです。個人
あたり資源利用量は日本人が中国人並になる必要があります。

人間は欲望の抑制ができるほど、崇高な存在だろうか?あまり自信がありません。
人間というものは、そうとうやっかいな生物です。
しかし、それでも抑制の科学、のようなものを目指さなくてはならない。

もっとも極端な抑制の科学は小型化遺伝子の人間への導入だ。
遺伝子導入も人ごとではなく(「他種ごとではなく、」が正しい)
人間自身の身長を小さくする遺伝子の導入なども考えなくてはならないという時
代がくるかもしれないと言うことです。小型化すれば資源を使わないから。
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紺野康夫  
帯広畜産大学 生態系保護学講座 〒080-8555 帯広市稲田町西2線
konno@obihiro.ac.jp
TEL 0155-49-5497 FAX 0155-49-5499
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