澤口さん 和尚さん みなさん
須賀です。
和尚さん:
> 複雑流口伝に曰わく・・・・
>
> 水に浮きたる氷球は部分を表してもって全てを隠すなり。
> しからばそがいつにても替わりて知る能わず。
> 而してこれを氷球の世界観となす。
>
> 彼・我、意識・無意識などもこう言うものですね。だから面白いってぇもんですがね。
う〜む、あやしい。いえ、和尚さんのおっしゃることをあやしいと思う
ことはふだんあまりないのですけれど、この「複雑流口伝」っていうの
はなんともあやしいナ〜(笑)。内容はともかくとして。
こんなふうに自分をかくすふりをしながらちらちらとはみださせて人格
の全体をほのかに感じさせるように幻惑する高等技術、習得したいもの
です(笑)。
門前の小僧として現代「誤訳」をこころみるなら、
水面に顔だけのぞかせている氷山は、
そのきらめく表情で心のなかを隠しているのさ。
でもその氷山の内部では、
烈しく分子が沸騰していてたえずかたちが入れ替わり、
「それ」がどこにあるのかさえも本当はわからない。
って感じ? でしょうか。
やられました(笑)。
(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。