[BlueSky: 2863] Re:2862 電力自由化


[From] JAWAY [Date] Wed, 7 Feb 2001 23:17:42 +0900

伊東です。

At 10:23 PM +0900 01.2.7, Sawaguchi Yuji wrote:
>JAWAYさんの<p04320406b6a6e95404f1@[61.114.101.53]>から
>>逆に言えば送電を受けなくても生きていく技術はすでにある訳です。
>東京のど真ん中でさえ、電気なしで生活している人は大勢います。
>技術よりは経済の問題ではないのですか。

電力を消費しない人の事を話しているのであれば、
何も心配する必要はありませんね。

私が言っているのは、個人レベルで自家発電を行う話です。
送電線の設置負担よりも自家発電を選んだ方が安い場合もある訳です。

電力会社からの送電を、送電設備設置が理由で断られた場合には、
自然エネルギーや新エネルギーがそれらの人を支えるでしょう。

>>これは送/配電設備の設置/維持費用を電力料金に載せると言うことでしょうか?
>>と言うことは発電所から遠い都市部では電力価格が高くなるわけですね。(笑)
>残念ながら 、そうはなりません。都市のような負荷集中地区の場合は、
>発電設備と変電設備で電力コストの大部分が決まります。

大規模な発電所は都市の様な負荷集中地域にはMINBYによって存在しませんよ。

そして遠方の発電所からの高圧線は都市部を目指して設置されるのです。
ですので幹線と言われる送電設備のほとんどは都市負担になる構造です。
そして、そう言う構造なので、電力会社は託送料を高く設定しているのです。

>需要家密度の低い地区に分散して変電所をつくるより総コストは下がるわけ
>です。

そんなに需要密度が低い所では、わざわざその地域に変電所を設置しなくても、
どこかの変電所から引っ張って来れば、電柱のトランス程度で賄えるんでは?

そして主送電線から遠隔地にある様な大消費電力設備は、
 #地域として見れば「需要家密度が低い」状態。
澤口さんの言う様な電力価格構造になったとしたら、
当然の用に自家発電/コージェネに移行していく事になるので、
電力会社の送電負荷を増加させる事もなく、新規設備も不要な訳です。

電力会社が電力余剰の発生を恐れて、消費開拓を進めている程なので、
地方における電力消費者の増加を嫌がるとも思えませんけど。

そもそも電力会社の高コスト構造で「需要家密度の低い地区」の負担が大きい、
なんて話は今まで一度も聞いた事がありませんが。
 #NTTと郵便局がユニバーサルサービスで引き合いには出しますけど、
 #今となっては誰も相手にしていませんね。

>>長期契約をうまく運用すれば、そんな世知辛い事はないと思いますよ。
>誰がうまく運用するのですか?

消費者です。
団結して購入団体を形成すれば不可能ではありません。

とにかく「依存する」と言う意識を改めなければ、
自由化をうまくこなす事はできないでしょう。


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