[BlueSky: 2718] 虫は虫なり(生物の多様性についてちょっと)


[From] "gengorou" [Date] Tue, 9 Jan 2001 00:52:13 +0900



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虫は虫なりに一つの考え(生物の多様性についてちょっと)
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(環境と生物)
環境とは,私たちに接する場所というよりも,私たちに
「影響を及ぼすもの」と捉えたほうがいいと思います。
生物が「生存」することとは,つまり環境に生物自身が
適合することであり,存続し生き続けた結果,やがては
その生物自身も環境の一部になると思います。
そして,そこに住む生物の環境範囲は,私達が環境を変
化させるために,他の環境とは違った環境を作り,結果,
その環境を狭めてしまってしまうようです。
つまり環境は生物によって様々な環境になり,大きな環
境も細分化され,細かい環境を作り出して行くようです。
そして,またその環境を作った生物に,いくつもの小さ
な生存の限界(生存環境の縮小)をもたらすように思い
ます。例えば,葦が水辺を覆い尽くせば,その葦も環境
の一部になるので,水辺の環境は変化する。すると,葦
にとっての環境は変化したことになる。考える葦である
人間の場合も同じ。
生物と環境の相互関係の一つに,こんなことがあるよう
に思います。

(環境変化と生物変化)
思うのですが,たぶん生物にとっては,その生物が住む
環境が広いほど,都合がいいように思います。で,その
環境の広さというと,環境の物理的な広さも重要ですが,
その環境を狭くするのは,生物の個体数だと思います。
環境の広さと生物の個体数には,関係があると思います。
また,その生物の個体数というのは,もちろん環境の容
積ですが,それだけでなく,他の生物に対しての個体数
も影響していると思います。それは食物連鎖の影響でも
あります。たとえば,ある水たまりに,喰う者と喰われ
る者だけが住んでいたとしたら,喰う者が異常繁殖して,
やがては喰う者も滅びる。これは環境の急激な変化スピ
ードを生んだと捉えていいと思います。
つまり,飛躍して話してしまうと,環境の変化スピード
は,そのに住む生物の種類の多さと関係していて,環境
変化速度は,そこに住む生物の種類が多いほど少ないよ
うな気がします。

(環境変化速度と生物変化速度の関係)
環境変化と生物変化との関係は,いわずもがな関係して
いて,環境変化を生物はヒーヒー言いながら追いかけ,
その生物も環境の一部であることから,その環境の変化
を加速させます。
もし,環境変化速度に対して生物の種の多さが,ブレー
キとなるなら,そこに住む全ての生物が,ヒーヒー言わ
なくてもいいので,多様な生物が住む環境は,全ての生
物にとって良い環境ということになるのでは,ないでし
ょうか。

とにかく,人間についてだけ考えてみるても,人間の存
在が環境の速度を増してしまい,人間自身の繁栄が自ら
を苦しめるのですから,それを緩和する必要があると,
考えるべきで,その苦しみの緩和にとって重要な事柄は,
二つあると思います。
一つは「人間の環境密度を減らすこと」と,もう一つは
「生物種の中での存在密度を減らすこと」ではないかと。

具体的には,前者は「人間の個体数の減少」であり,後
者は,「他の生物種の増加」ではないでしょうか。

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  いっつも、あわてて書いているので
支離滅裂、乱文、お許しください。ゲンゴロウ。。。。.。
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