葛貫です。
akiraさん:
> 昔の人はその事実を本能的に知っていたのではないか、とも思います。
> いわゆる先住民、インディアンやインディオの伝承のなかに、その認識がよく
> 表れている気がします。アイヌの言葉なども、まったく同じですね。
> 西洋近代によって発見され、「野蛮」の一言で切り捨てられてしまった人々。
> 最近彼らの存在がクローズ・アップされているのは、嬉しい限りです。
植民地化する時には、まず、現地の言葉を使うことを禁止し、侵略国の
言葉を使うことを強要するそうです。その土地の生活に密着した、広く深
いイメージを喚起する言葉が消え、文化が消されて行く。
知識がない者には「イコン」は、ただの図柄だけれど、物語を知っている
者には、一冊の本を読むくらい多くの情報を含むしるしになるわけで・・・・・。
これらが、グローバリゼーションの名の下に、消えていってしまうとしたら
あまりに勿体ない気がします。その精神や心とは離れ、見世物的にしか
残せないとしたら、ヒトは時間や歴史のとんでもない浪費をしたことになっ
てしまうのではないかな、と思います。
【2641】の伊東さんのお話は、自己家畜化の過程を表わしているものの
ように思われました。
何が無くなった時、連鎖のきっかけとなったものに思いを馳せるのかな。
ほとんどの物をつくりだすために必要不可欠な電気に不自由する時かな。
奉仕の義務化より、数日間、電気のない生活を体験させた方が、ものを
よく考えるようになるんじゃないかな、と思います。
では。
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