[BlueSky: 2467] あきらめから希望へ -- 市民科学者・高木仁三郎さんが伝えたもの


[From] miura [Date] Wed, 25 Oct 2000 00:32:50 +0900

みなさま。

宮城名取の三浦です。

原子力反対運動の理論的支柱,市民の科学者,高木仁三郎さんが,10月8日
亡くなりました.
高木仁三郎さんの追悼番組が放映されるそうので,お知らせいたします.
ぜひご覧ください.

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10月26日(木)P.M.10:00〜10:45
NHK教育テレビ ETV2000
「あきらめから希望へ--市民科学者・高木仁三郎さんが伝えたもの」(仮)
あきらめではなく希望を〜市民科学者・高木仁三郎の残したもの〜
http://www.nhk.or.jp/etv2000/bangumi2.html
脱原発運動の理論的主柱で、在野の科学者として活躍してきた元原子力資料
情報室代表の高木仁三郎さんが10月8日に亡くなった。
高木さんは東大大学院で核化学を専攻。75年の原子力資料情報室設立に加
わった。以降脱原発運動を担い、政府のプルトニウム利用を柱とした核燃料
サイクル計画を厳しく批判し続けた。98年に大腸ガンの手術。ガンと闘い
ながら昨年の東海村臨界事故でも独自の分析を行い、原子力安全委員会の事
故調査に異論を唱えた。
高木さんはチェルノブイリ原発事故など、結果に責任をとれないほど巨大化
した科学技術を、市民の側に立った科学に転換すべきだという信念を貫き、
98年には「人類が直面する課題の解決に尽力した個人に贈られる」ライト・
ライブリフッド賞の賞金を投じて高木学校を設立した。
『今我々が語らなければいけないのは、あきらめではなく希望だ』という言
葉を遺した高木仁三郎さんの業績と人生を、ゆかりの人をスタジオにお招き
して偲びたい。


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