[BlueSky: 2234] Re:2230 自然の価値


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Sat, 19 Aug 2000 10:59:19 +0900

こんにちは、葛貫です。

識@さん【2230】:
>帰りの電車の中でながめた新聞に泉内市樽井の5人餓死の記事がありました。
>「家族で一緒に拝んでいるときが一番幸せです」とその一人が言っていたようです。
>そして、水を飲むだけの毎日が−−−−−−。
>いったい何を拝んでいたのでしょう。
>想像したところで、たぶんすべて当たっていないことでしょう。


最近読んだ、「わかるのが怖い、ということ」という糸井重里さんの
コラムを思い出しました。月曜日の午前11時くらいまでは、
http://www.1101.com/saisin/index.html
で、読めると思います。それ以降は、このページからリンク先へ飛
ぶことができると思います。

「そうはいかないので、シャーマンや詩人や科学者の役割は大切
ですね。」と、須賀さんが【2225】で書いていらっしゃいましたが、
言霊の力の使い方を知り、共同幻想をつくり出すことができる
コピー・ライターというのは、現代のシャーマンのようなものなのか
もしれない、と思いました。

>生物学的な意味でヒトという種を決めていて、それを基盤としてのヒトvs自然
>というお話を続けることの難しさを、ふと感じました。

>ヒトの名で括れる生物は本当に存在するのか????


自らの遺伝的な分化により、生き残ってきた昆虫等とは異なり、
環境の方を、ある程度、自分の都合に合わせて変える力を持った
ヒトは、種分化のかわりに、それぞれ土地の風土にあった多様な
文化を創り出したのでは、というような話をどこかで読んだことが
あります。同じ種でも、地域により違う「生の物語」を生きているの
だろうな、と思われました。
交通手段、通信手段が発達したからといっても、そう簡単に画一
化を図れるものじゃないし、画一化を図ることが、持続可能な未来
へつながるかどうかはわからない、と思いました。




▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。