[BlueSky: 1953] ケナフの野生化を警告、との情報。


[From] miura [Date] Tue, 02 May 2000 21:12:49 +0900



どうもおばんでございます。

宮城県の三浦@名取です。


以下のメールを転載いたします。
ケナフの“野生化を警告”されてますので、
Web site の記事もあわせ、ご参考になさって下さい。


---------from here------------------------------------------------------
 (以下、転載自由。出来るだけ多くの人にお知らせしてください。)
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 ケナフがフロリダで帰化していたという情報が入りました。
情報提供者は、FLORIDA Department of Environmental Protection
 http://www.dep.state.fl.us/ の Kathy Burks さんです。

詳細情報はHPをご覧下さい。
 http://www.ne.jp/asahi/doken/home/charoko/kenaf/index.htm

 Kathyさんからのメッセージです。(原文より一部抜粋)
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You will need to watch for it turning up on its own outside
of where it is being cultivated. And surely there is a
beautiful Japanese plant species that could be used instead
for the fast-growing "green effect" that people want.

Kathy Burks, Botanist
Bureau of Invasive Plant Management
Fla. Dept. of Environmental Protection
++++++++++++++++++++++++++++

 これからケナフを植えようと思っている方、ケナフ植裁に関わる方、環境問題
に関心のある全ての方に警告します。

 これまで、ケナフ植裁に関わる推進団体、自治体、学校、企業は、「ケナフは
帰化しない」と言う認識のもと、栽培地以外での植裁を放任してきました。
 むしろ、一部の推進団体や企業のボランティアグループは「環境にやさしい」
という名目で、田畑の畦や河川敷などに、もともとその地域に、生息する植物を
刈り取ってケナフを植える活動を行ってきました。

 フロリダでケナフの帰化が確認された以上、日本でも帰化する可能性が否定出
来なくなった訳ですが、実際にケナフが帰化し、日本の生態系を撹乱し取り返し
のつかないダメージを与えないまでも、上記のような、本来生息する植物を刈り
取ってケナフを植えることは、十分その地域の生態系にインパクトを与えます。

 関係者各位には、以下の事を強く要望します。

1.耕作地や庭など管理出来る場所以外に、絶対にケナフを植えない。

2.耕作地以外ですでに植えてしまった場所では、完全にタネを回収する。

3.ケナフを環境教育の教材として使用する場合、また、ケナフをイベント等で
 展示・栽培するときには、帰化について注意を喚起し、環境条件によっては、
 「ケナフが帰化する可能性がある」ことを説明する。

4.タネを配布・または販売する際には、「庭など管理できる場所で育てるよう
 にし、河川敷など栽培地以外でタネを蒔かないようにする」という但し書きを
 付ける。

 以上、是非ご留意下さいますよう、お願いいたします。
(このメールは、ケナフ植裁推進に関わる各種団体・企業にも同時に送信してい
 ます。)
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畠 佐代子 Hata Sayoko
e-mail: sayoko@sci.osaka-cu.ac.jp
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「カヤ日記」
 http://www.ne.jp/asahi/doken/home/charoko/kaya/index.htm
「け・Ke・ケ・KE・ケナフ?」
 http://www.ne.jp/asahi/doken/home/charoko/kenaf/index.htm
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