[BlueSky: 1805] Re:1796 人類と地球環境


[From] "Katsumi Tamaoku" [Date] Tue, 18 Apr 2000 12:08:18 +0900




横山さん、みなさん。

玉奥です。

横山さんwrote:
>私がこのML開設当初から一貫して述べてきた環境や資源の枯渇に対
>する危惧は,鋭く人間の生存を意識した視点です。その意味で,可愛そう
>だから保護という博愛主義とは全く無縁です。

最近は「地球がかわいそう」と言う人は少なくなったように思います。
しかし日本のエコマークは人の腕が地球を抱いていますよね。まるで
人類は地球外の生物で地球を保護している立場、神様のようですね。
このような気分の人とは話がすれ違ってしまいます。

地球上の人類が1千万人程度でしたら、「地球に優しく」生きられる
かもしれませんね。

>人類の持続的生存のためには豊かな自然環境が不可欠であり,両者
>共存という生やさしい物ではなく,自然環境とそれを成立させる地球環境
>なしには人間は少なくとも幸福には(これは私の感性です)生存できない,
>と申し上げてきました。
>
>その意味で,今まで犯してきた数々の過ちは,人類自体の未来を脅か
>していると考えていて,そうならないための自然保護です。昔タッチして
>いた野鳥の会のキャッチフレーズに「今日は鳥,明日は人間」と言うのが
>ありましたが,その思いは今でも鮮烈です。ですから,鯨も象も他の生物
>も絶滅せずに生き延びて欲しいと思います。

人類の生存に必要な生活物資や生活条件は、所詮は地球上でしか
得られないのですから、それが維持発展できる地球環境とはどのような
条件なのか、その条件を維持するにはどのような思想や社会、経済政策
や生活条件が必要か、などが先にあって、その結果人類の目標とする
守るべき自然環境も見えてくるのではないでしょうか。

>だけど,仮にどちらかを選ぶ必要があるとしたら,当然人間です。鯨を
>食って人間を生かすでしょうね。他に食べ物が無ければしようがない。
>何たって,過去の生物の限りなく100%近くが絶滅しちゃったんだから。
>それが歴史が私たちに教える事実でしょう。
>
>そうやって,最後に人間が環境を破壊し尽くして自身も滅ぶとしたら,
>それはしようがないのかとも思ってしまう。その後も地球は有るし,地球は
>何億年か生物の星で有り続けるでしょう。それも良いかも知れないと考え
>てしまう。人間だって自然物でしょう?生物としてのタガが外れていると
>言う人がいるが,生物のタガが何かも本当は解らないのに,(言外に
>人間は特別という臭いをさせながら)そんなことを言われると,「本当かよう」
>とかみつきたくなる。
>それが人間と言う哀れな生き物の正体なんだよ,何にも特別ではなくて,
>生物の一形態なんだとね。

まったく同感です。

地球の(太陽系の)存在可能年数は100億年くらいだそうです。もう半分
近く過ぎていますから、あと50数億年残っていることになりますが、人類
が100億人になれば食料が不足する。この時期まで後50年と言われて
いますよね。危機の兆候が見えはじめるのに20年くらいでしょうか。
それまで現在の自然環境保護論が続けられるかどうか。

>だけど一方で,こう言う考えっておかしいのかも知れないとも思う。それ
>でも尚,何か保護論者が自分をあたかも神の如く(屹度意識してないと
>思うけど)考えて居るんじゃないかと思いたくなることがある。
>
>人間だけが他の生物より優れていると言いたげである,しかし本当は今
>一番栄えているのは昆虫,否もっと居るのは微生物だ。後からちょこっと
>現れて,地球にツンツンしていて,穴が開いたぞ,人間の力は環境を
>変える(これって,反省してるように見えるけど,実は悦に入ってるよう
>にも見える)ことも出来る。
>だから守らなきゃ・・・ってね。
>
>地球にしては呆れているかもしれない(擬人的表現で失礼)。なんでも
>好きにしてくれ。そして早く滅んでよ,なんて気分かも知れない。
>
>人間はもう少し謙虚になって,一分一秒でも長く生存するために,出来る
>ことは全てやる。その程度のちっぽけな存在だと言うところから出発した
>方が良い様な気がする。
>
>気持ちは分かるだけに,善意に満ちた保護論を聞くとこう言う過剰反応
>してしまう未熟な人間です,私って,どうもすみません。だけど,この感覚
>のこと,前から真面目な人々に聞いてみたかったのです。具体的に誰の
>発言に触発されたってこと無いですから,ご心配なく。

食料不足になれば絶対利己的になるとおもいます。よその国の人々の
ことも考えられないのに自然環境など。考慮するとしたら食用生産用の
面積としての価値でしょう。(1945年前後の社会体験から)

>だけど,私はもっと修行せんといかんねぇ,名前が泣いてる・・・・

和尚はカズヒサと読むのでしょうか。
私は、自分のことを「おしょう」と称している「キザなやつ」、と勘違いして
おりました。どうもすみません。

では、また。
          玉奥克巳



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