ゲンゴロウ様
お久しぶりです。和尚です。
摂食と人間行動との問題提起ですが,言われるようなことも
有るかも知れないし無いかも知れない,有る場合も有るし,
無い場合もあると思います。
要するに解らないと。
人間の情緒,情動,行動が極めて複雑に成り立っている(と私は考えて
いて),それが,何とか物質によって説明できるとはとうてい思えない。
みのもんたさんとそのブレインは別のお応えをあれるかも知れませんし,
ご指摘の点は,摂食行動に注目を向ける意味は有ると考えますが,行き
過ぎると,簡単に特定文化の異端視化に繋がる危険を感じます。
ここでは,人間の情緒,情動,行動に関与するかも知れない多くの複雑に
絡み合った要因の一つとして肉食の問題も有るかもしれない程度が良いと
思います。
余談ですが,先日ご紹介した英国のエコビレッジCATのピーター・ハー
パー氏は菜食主義者でしたが,日本食を目の前にして,「後悔している」
と正直に漏らしていました。幼少のみぎり食べられる動物が可愛そうと言
う気持ちから菜食主義になったが,食べられる野菜だって同じだという
ことに日本に来て(食事前に合掌する人を見て)気付いたそうです。真に
考えるべきは「生命を生かす生命の意味」だったと述懐されていました。
そう言う意味であの鯨は(本当はどの様に処理させたかは知りませんが)
今頃土壌微生物の腹の中かな?
また,面白い話しを聞かせて下さいね>ゲンゴロウさん
では
横山 和尚/DGC総研
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