[BlueSky: 1773] コスタリカ (2) まずは INBio へ 1


[From] Kimio OTSUKA [Date] Sat, 15 Apr 2000 22:26:03 +0900

大塚です

 なかなか進まないコスタリカ報告です。

 2週間の旅行でしたのでコスタリカにいたのは10日ぐらいです。研修
と言っていますが、内実は「地球の歩き方」に載っているような情報が
ほとんどになります。いっそのこと開き直って旅行案内風に。

 この案内は10日以上の長期滞在をなさる場合に特に良いかと思います。
短期の場合、一つか二つの保護区にどっぷりとつかって来られるのがお
勧めです。例えば後で出てくるモンテヴェルデだけでも一週間はゆうに
楽しめます。

 まずは、首都のサンホセ郊外にある INBio を訪ねるのをお勧めします
(私は帰国前日に行きました)。これは 「国立生物多様性研究所」とで
も訳すべき組織で、 1)コスタリカ全土の全生物種の目録づくり、2)有益
な天然産物の探索、 3)情報のコンピューターによるデータベース化、
4)広報 を目的として,1989年に設立されました。

 INBio は web page を持っていて、http://www.inbio.ac.cr/ だった
と思うのですが、このところつながりません。

 なお、 http://www.fuji.ne.jp/~fujioka/d.html に「国際生物多様性
研究所  International Biodiversity Institute (Costa Rica) (INBio)」
とあるのは間違いだと思います。

 私が訪ねたのは昆虫のセクションと軟体動物のセクション。それから
4)の目的のために設置された博物館というか科学館的な建物と様々な生
態系の見本園的なものとが一体となった INBio Parq (INBio Park) です。
研究セクションには観光客は入れないと思います。つまりおすすめは
INBio Park。
 INBio Park をはじめにおすすめする理由はこちらでの生物多様性保護
の活動の概観を得ることができると同時に、野外の見本園で各地の代表
的な植物を見ることができるためです。こちらでいろいろ見てから訪ね
たいところを決めるのも一法でしょう。

 見本園はいくつかのブロックに分けられて、熱帯雨林とか、サバンナ
とかそれぞれの気候事に特徴的な植物が植えられています。説明板や名
札(科名つき)がついているので親切です。建物の中も含めて説明はス
ペイン語と英語の両方がついています。ブロックの間には小道があり、
それらをつないで20分〜60分で回れるコースが3種類ほど用意されてい
ます。 

 建物(INBioの活動紹介)は次号で。


大塚公雄
東京医科歯科大学


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