[BlueSky: 1771] Re:1763 昆虫食 


[From] "gentarou naganawa" [Date] Sat, 15 Apr 2000 11:48:48 +0900

長縄です。
>
> > 「世界の人口は二一世紀半ばには現在の約二倍の一〇〇億のオーダー
> > に達するということである。・・・そこで新しいタンパク質源が必要
> > になる。・・・そこで昆虫のなかから未来のタンパク質源にできるも
> > のは何かということで、今、各国の研究者が検討を進> > る発表と討議に当てら
れた。」
>
> やっぱり昆虫食は検討されているんですね。将来の人口増加、食料危
> 機のことを考えたら、昆虫というのは一つの解なのかもしれないですね。
>
昆虫談義が盛んなようですが、同じ虫でもクロレラの話です。
秩父に父子2代にわたってクロレラを研究している人がいます。(秩父水生生物研究
所)
クロレラは蛋白質含有率が50%、単位面積当りの蛋白質生産速度が、100倍とい
う特性をもっています。
ここでは豚のし尿処理に光合成菌を使い培養液をつくってクロレラを大量に増殖させ
る。クロレラは豚の飼料になる、つまり完全循環型の畜産で、飼料費は2,3割も安
く、病気が少ないので薬代も不要だそうです。すでに黒豚を生産し生協などに出荷し
ています。
以前はクロレラの発生過程でミジンコに食われてしまうという難点があったのです
が、これも解決したとか。
エネルギー源のほとんどを太陽光としていること、質のよい飼料を自家生産できるこ
となどメリットは大きいと思います。
応用範囲は広く、クロレラからミジンコを増殖させて養殖魚介類の飼料もできる、過
程で発生するメタンでガス発電もできる、人間様が直接食べる食糧生産も夢ではない
そうです。
クロレラの栄養剤はずいぶん出ていますが、どんなもんでしょうかね。


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