STAFF研の長峰です。
> 長峰さんは実際に牛の栄養のことに関して研究されているんですね。
> 素人が軽率な感想をいって申し訳ありませんでした。
いえいえ、先に言ったことは単なる私の意見であって、けっして小宮さんを批難するつもりはありません。もともと日本人(外国は良く知らない)で「野生動物と同じレベルで見ることはできません」を受け入れられない人はいっぱいいるし、人工家畜を受け入れられる人はほとんど皆無だと思いますよ。
日本人の場合、
人間=ペット=家畜=野生動物=その他の生物
といずれも生き物として同列に扱かう傾向があります。しかし、現実は動物が人間と同等にに扱われているわけではありません。こういう変な状態になっていても、このことに対して考えたことのある人はあまりいないんじゃないでしょうか。少し話が脱線してしまいますが、私の妻は実験動物師であり、愛玩動物師でもある変わったポジションの人です。彼女は、実験動物反対者は、ほとんどの実験動物がストレスのない(あっては実験に支障がある)環境で飼われているのに対して、ペットの環境は劣悪なものが多いことをよく考えるべきだと言ってます。こういう問題に関しては、日本人の根底に流れる思想みたいなものを感じます。生物に人工的に手を加えることを普通のことだと思えるようになるのには、かなり時間がかかるでしょうね。
長峰 ∴nagamine@gene.staff.or.jp∴
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