[BlueSky: 1280] Re:1275 少子化問題・人口減少問題


[From] 坂本 典子 [Date] Mon, 17 Jan 2000 01:19:23 +0900

ゲンゴロウさん、みなさん、こんにちは。坂本です。
一独身女性として、大変興味深く読ませていただきました。

> **** 避妊技術の普及 *****
> とすると、少子化の原因に避妊技術?のせいもあるのではないでしょうか。。
> 私、服用したことないのでしりませんが、ピルとか。。
> コンビニでも売っているコンドームとか。。
> 堕胎(?)手術の安全性とか。。
> スキンに関してその技術の進歩を考えると、
> その薄さによる装着感の欠如(快感度の増加)による普及とか。。

そうですよね、それが一般的に広く利用できるようになったというのは大きな一因だ
と思います。
ただ安全性でいうと・・・。
私も飲んだことないし、飲みたくもないですが、最近の低容量ピルってどうなのかし
ら。
副作用はどうあれ、毎日飲みつづけてないと意味ないんですよね。
堕胎手術の安全性って向上してるんでしょうけど、かなり無茶な手段ですよね。
やはり母体の今後の妊娠能力とか、流産しやすい体になるとか、いまだハイリスクな
のでは。
それとも安全性が向上していても倫理上の問題とか、安易に堕胎を考えられては困る
から
一般的に知られてないのかな。
ご存知な方、いらっしゃるかしら?

だいぶ前に図書館で借りて読んだナショナルジオグラフィック日本語版では

(1998年10月、第4巻第10号、2000年特別企画「世界の人口」
 女性と人口問題の項、http://www.nng.nikkeibp.co.jp/nng/menu06.html
ここまでは調べました。内容についてうろ覚えですので、ご容赦ください。)

一部の途上国では働き手が足りないために多くの子供をもうけるといっても、
たとえば子守りとか簡単な家事といった仕事ができるまでに
(もっと言ってしまえば一人分の食料が得られるに足る仕事ができるまで)
育て上げるための労力、コストが大変という事情があり、
また海外の女性の地位向上関係のNGOの援助で女性の教育、コンドームの配布、
避妊法の伝授を受けた結果、少子化への方向転換を迎えようとしているという内容で
した。

> **** 女性の発言力 ***** 
> それと、避妊行為を子どもを産む側(リスクの負担者)の女性が
> 選択できるというのも、少子化に加速を賭けているのではないで
> しょうか。つまり、女性が社会進出をすると発言力も、対男性、
> 対家庭内、対社会的に対して、必然的に増してくる。
> 北欧では人口が少ないので女性の力が重要な労働力となって
> いるらしいです。つまり、人口減少と少子化は循環しているような。。。

私の周りの既婚女性を見ていると、
いまどきは旦那さんの給料だけでは養育費、教育費までは
きついようだし、もしなんとかなってもいまどきのリストラにあったら・・・
ということでたいていの方は働いています。
専業主婦でも子供ができたら働くといっています。
子育てに専念しているといっても保育園に預けられるようになり次第働くとのこと。
私と同年代の女性には今は女性でも外で働いてないと一人前だとみなされないとの認
識があるようです。
さらに仕事も家事も子育てもできてあたりまえみたいなプレッシャーを感じてもいる
ようです。
女性の地位向上といってもそれは働いている女性の話で、
逆に主婦の方の地位はまったく上昇していない、または下がっているくらいで、
それがいやでパートに出ているという方もいらっしゃるかも。
そんな状況だったら、これ以上子供はもてないなという夫婦間の合意に至るのでは。
はために仕事と家事の両立はかなり大変です。
これに子育てが加わった日には・・・。
過労死しそうな女友達がかなりいます。

蛇足ですが、雅子妃の妊娠報道を聞くまでは
きっと外務省時代の激務のために子供のできない体になってるんじゃないかしらと
思ってました。
あ、環境ホルモンで精子の数が減ってるって話もありましたね。
今は20代の女性での3分の1が(潜在的)婦人性疾患があるという恐ろしい話も聞きま
した。




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