[BlueSky: 1208] Re:1205 バイオマスの利用


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Tue, 21 Dec 1999 12:00:48 +0900

葛貫です。

最近発表された小淵総理の「ミレニアムプロジェクト」では、燃料電池の開発など
地球温暖化防止のための次世代技術の開発に40億円の予算が計上されたよ
うです。

燃料電池の水素源としてバイオマスを利用する方法としては、
1)特殊な海藻や廃棄物などをメタン発酵やアルコール発酵して燃料とする方法
2)人間や動物の糞やし尿をメタン発酵する方法
3)水素発生藻や菌から水素をとって葉緑体で太陽電池をつくる方法
等があるそうです。参照:http://www.ecology.or.jp/9711/lca.html
今後の進展を期待しています。(研究者の皆さん、頑張って下さい。)

伊東さん:
>東芝の燃料電池事業部に問い合わせるとソリューションを提供してくれます。
>でも6t/日と言う巨大システムです。
>鹿島建設では富士電機の電池で開発してます。

廃棄物からメタンガスを取るシステムを検索したら、以下のHPがみつかりま
した。

鹿島建設
http://www.seihin.or.jp/product/19991012/124b0300120.htm

タクマ
http://www.takuma.co.jp/product/mizushori/10.html

東芝
http://www.toshiba.co.jp/tech/review/1999/03/g01/index_j.htm

荏原製作所、三井鉱山(株)などからも、出ているようです。

17年程前、私が関ったのは好気性の排水処理で、発生する余剰汚泥をどう
処理するかが問題になっていました。最近は、嫌気性処理である「高速メタ
ン発酵法」なるものが開発され、排水処理の様相も変わってきつつあるよう
です。

>>小型の装置ができたら、自家発電できるようになるかも。
>20軒分くらいのゴミで、やっと一軒分の電力程度のはずです。
>御家庭での運用は、結構厳しいかも。

今、灯油を売っているように、メタン発酵に利用しやすい程度に分解した
有機性廃棄物を売るようになったりしないかな。
有機性廃棄物がでる企業が大規模な装置で発電し、電気を売った方が
効率が良い?

Y.Kuzunuki <kuzuny@geocities.co.jp>



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