[BlueSky: 1184] Re:1176 技術の社会的管理 


[From] tetsuya_yamamoto@petc.re.nsc.co.jp [Date] Thu, 16 Dec 99 13:15:30 +0900


山本です。
超カメレスですみません。
(なんせ師走なもので、弟子(私)は転げ回っております。)


伊東さん

>>> エネルギー密度に指数的に比例して危険になり安全コストが増えます。
>>葛貫さん:
>>> >個人あるいは地域で、その土地にあった自然エネルギーを用いた発電機
>>> >器を設置し、故障した場合の電力の確保、地域による電気料金の差等々
>>> >の問題をクリアして行くことが、大がかりな発電所の増設を避ける一助に
>>> >なるのではと思いました。
>>これらのこと自体には、全くその通りだと思います。この問題を考えるときに、
>>1)個別に自然エネルギー利用する場合に、自然のエネルギーは
>> 安定供給ではないのでその対応。
>>2)小さいタービンなどを個別に設置する場合に統括的な効率はどうなるのか?
>>などの疑問が頭に残ってしまうのですが、この点はいかがなものでのでしょうか?

>1)複数のエネルギーを平行して用いることで、供給を平準化する必要が有ります。
>  あるいは蓄電設備を用いるか。管理が面倒臭いですけどね。

売電の電気は、供給安定性を考え常に多めの発電をしなければならない
のに対して、小型発電機で必要に応じて発電するということですね。
その点は十二分に効果があるのでいいと思います。

でも、実際のところ発電能力だけを考えた場合にも、小型の方が
効率は高いのでしょうか?
また、排ガスなどの処理はある程度”もの”が集まった場合の方が
処理しやすいし、効率的だなぁと思いますが・・・


>2)低密度エネルギーは負荷が低いので、機器の寿命が長く出来ます。
>  ですから短期間では高コストでも、長期に見ると割があう、
>  と言う様な感じの物が多いです。
>  出力自体よりも低メンテナンスとか装置寿命が重要な要素です。

そうですね、最近の自動車などを例に考えてみると
エンジンなど走行性能自体はずいぶんメンテナンスフリーでも持つようになり
結果的にはコスト(イニシャルコスト/使用年数+ランニングコスト)は下がりましたから。

実際の発電所の寿命はどの程度なのでしょうか?
原発の場合は30年といわれてますが、最もっともつのか?無理矢理もたせているのか?
火力発電所はもう少し長く持つような気もするし、水力は50年ぐらい使えそうな
イメージがありますね。
実際のところどうなのですか?



Y2K問題で、ずいぶん小型発電機の需要が増え飛ぶように売れていっているようですが
その後も効果的に使用してほしいですね

ではでは



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