[BlueSky: 1115] Re:1113 環境を破壊するマイカル「つきみ野サティ」


[From] Minato Nakazawa [Date] Fri, 19 Nov 1999 12:21:47 +0900

中澤@東京大学人類生態です。

(件名:[BlueSky: 1113] 環境を破壊するマイカル「つきみ野サティ」に於て)
Fri, 19 Nov 1999 11:51:23 +0900頃,Hiroshi Shibutaniさん:
> ニュアンスが違うのですが、私の言いたいポイントは
> 「郷に入れば郷に従え」です。
それはわかります。ぼくがいいたかったポイントは,郷というのが
往々にして一枚岩ではないということです。共有地の悲劇で問題に
なるのと同じ問題があるのではないでしょうか。
# 共有地の悲劇については,
http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/bssummary.html
# に過去の議論がまとめられています。

> この地域に建てる必要性はないし、座間市や他の地域に
> いくらでもマイカルが建って住民が喜ぶ地区はあるのです。
それを対案としてデータとともに事業者側に提案されては
如何でしょう?
# 既にされていたらごめんなさい。

> どうしても第一種住宅地域に隣接する個所を選ぶのであれば住民
> の意見、要望に耳を傾けるのが筋でしょう。
そうですね。

> 環境アセスメントの結果は嘘八百でした。(実際にだした企業が認めている。)
藤前干潟の場合も,嘘とまではいかなくても,鳥への影響を調べる
のに鳥の少ない時期を選んで調査したり,報道のヘリが飛んだため
に鳥が逃げたりして,バイアスのかかったデータというのが多かっ
たそうです。(出典「そして,干潟は残った」の辻さんの発言)

多くの人の実感とかけ離れたデータがあった場合は,データが間違
っていることが多いですね。

> しかしながら、今のご時世、環境問題を考えない企業、事業者は
> 生き残れないでしょう。私利私欲に走る時代は終わり、環境を考
> えた企業が(車、商品など)残っていくでしょう
そうなればいいのですが。「環境を考えた」という宣伝をうまくや
った企業が生き残っていきそうだと懸念しています。
# この部分,また別の問題を含んでいるので,時間があるときに
# 別スレッドで投稿したいと思います。

> 民事訴訟で敗訴しそうというのが私には理解できませんが、どのような
> 点でそう思われたのでしょうか?参考までに是非お聞かせください。
ごめんなさい,確かな根拠のある発言ではありませんでした。
ただ,訴訟が法律に基づいて裁定される以上,どちらにも違法行為
がないならば,裁判に慣れている方が有利ではないかと感じただけ
です。

=====
Minato Nakazawa, Ph.D. <minato@sv3.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>
Department of Human Ecology, Univ. Tokyo


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