[BlueSky: 1100] 住環境を破壊するマイカル「つきみ野サティ」


[From] "Hiroshi Shibutani" [Date] Tue, 16 Nov 1999 15:13:42 +0900




初めてメーリングリストに投函します。matrixでお願いします。

さて今回お便りを書いた理由は「つきみ野サティ」に関する件です。
昨年12月頃より神奈川県大和市つきみ野1丁目にマイカル・つきみ野サティ建設計画およ
び住民への説明会が持ち上がり、それが事の発端で現在に至るまで、
事業者(マイカル総合開発、東京部品工業、大成建設)、住民との間で話し合いを続け
、何の接点もみつからないままであります。
現在私は「サティ」建設予定地に隣接する真北の東部に位置するプライムコートで4年間
在住しております。
前・東京部品が操業しております頃は我々住民と東京部品との間で十分な話し合いがもた
れ準工業地域でありながら、騒音、臭気、公害などに
配慮していただいておりました。ところが作今の不況から東京部品がリストラ対策の一環
として工場を閉鎖、その土地をマイカルに貸し出してしまいました。
東京部品跡地およびプライムコート、モアクレストは準工業地域になっているものの、東
側からは第一種低層住宅地域でありましてつきみ野全域が住宅地域
に指定されている純粋な住宅街であります。そんな中この計画が持ち上がりつきみ野住民
は総じて「白紙撤回」「建設反対」に立ち上がりました。
しかしながら建築基準法には範囲内で合法であり、開発行為および神奈川県環境影響評価
条例では対象事業としては指定されておらず
最も重要な環境アセスメントが実施されておらず事業者は鼻で笑うかのごとく住民をあし
らってきました。
事業者からの一方的な説明会、設計変更に終始しこの一年間は住民にとって無駄な精神的
に追い詰められるものとなりました。
ようやく一ヶ月前に行政(大和市)が仲介役として三者間での話し合いに移行し、住民側
にとって一光がさした思いもつかの間、事業者よりのあからさまな態度に加え我々住民を
鎮圧しようとする姿勢は中立な立場をとおり超え、事業者と手を組んでいるかのごとく思
わされました。

現在の頼みの綱は来年度2000年度6月より施行予定である「大規模小売店立地法」(現在
は「大規模小売店法」)で、これが8ヶ月の猶予期間が与えられ
つまり8ヶ月後の2001年1月31日までに店舗をオープンすれば「大規模小売店立地法」を適
用しなくても良いらしく、2001年2月1日以降のオープンであれば
この「大規模小売店立地法」を適用しなくてはならないのです。「大規模小売店立地法
」では環境アセスメントはもちろん環境を十分配慮した行為をするよう
制定されており、まさに「適用」「不適用」つまり商工会が提出している2月1日オープン
が審判で受理されるかされないかが大きな分岐点となります。
その運命の日が昨日11月11日であったはずが結論がでないまま11月下旬に先延ばしとなり
ました。

本来は「大規模小売店立地法」にかかわらず、住民側の要望、希望を取り入れた建築物を
建設するのが「筋」ではないでしょうか?
現在は建設反対を訴えているのではなく、「住民側の要望を考慮した建築、開発、環境づ
くり」であります。
「建てても良いから近隣の住民の要望を聞いてください」と言っているわけです。発生す
る環境破壊要因としては代表的なものとして
-大規模駐車場による騒音、排気ガス、臭気、光害
-大規模建物による日照、眺望の阻害
-交通量の増加
があげれます。

これに対して住民が要望(提案)している対策方法はそれぞれ
-大規模駐車場の完全密閉
-大規模建物の縮小、低層化、もしくは賠償金
-座間街道側のみの車の出入り口化(お客、業者全て)
であります。

結論的には設計変更が必要であり、その行為は完成日の遅延、工事・建築費の増加を招き
ます。
最低限の工事費、最低限の工事期間、最低限の住民への配慮は事業者会社、人間の最低の
行為といえます。
合法だとか条例、要綱、指導には沿っていると訴えても、人間本来の道徳、慣習、義理
、人情が先立つのではないでしょうか?
我々は薄給で分譲マンションを購入し、皆さんほぼ永住する覚悟であります。一時的な公
害、阻害ではなく、この「サティ」により
一生思い悩まなければいけないのです。この一年間の話し合い、折衝、住民内での意見調
整、など様々な余計な仕事のため
体調を崩した方がいます。

わたしがここに参加した理由は
「世論でひろがりマスコミで取り上げてくれないかという一抹の望みから」
です。

こういった法の隙間の問題で悩んでいる方は多いと思います。

なにか良いアイデア、考えがありましたら教えてください。
また、この件を他のメーリングリストにも流せたらと考えます。

matrix<jl22176@jp.ibm.com>



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